2010/01/03

マーケティングに習う人の習性

正月で時間があったのでマーケティング関係の本を読んでみた。マーケティングは投資と同じく人の心を研究するジャンルなので・・・。読んだのは、以前から評判が高かったこの本↓

なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則/マルコム・グラッドウェル

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株とか相場は人の心が動かしてるので、人について研究することが大事。
というのも、人の心がファンダメンタルを作り→ファンダが実需を作り→実需がトレンドを作り→最終的にトレンドに反応した仮儒が価格を付ける、という流れだと最近思っているからです。
要するにみんなが将来に不安を持てばモノは売れなくなって企業業績は悪くなって不景気になるし、その逆なら景気が良くなる。
それであれば、より根元である人の理解を進めることが、より多くの”当たり”を引くために良いと思うのである(*゚ー゚)。

で、読んでみたところヒット商品とは伝染病のように広まるもので、その裏側には以下の法則があるという。

【コネクターの法則】

人が何か情報を受け取って自分の行動を変えるには、それを誰から聞いたか?が大きいらしい。逆に言えば自分の商品をヒットさせるには、その情報をどうやってその”誰”に届けるかということになる。
そういう”誰”をコネクターと言って、平たく言うと”顔の広い人”ですけど、意外とそういう人も他人とは半年から数年に一度しか会わないようなレベルの弱い絆で繋がってて、それでいてコネクターは例外なく他人から尊敬されているので、誰でもなれるわけではなく、天才のなせるワザらしい。

なるほど~、それで有名人は映画の試写会に呼ばれたり、企業からサンプルを送られたりするのですね!このアメブロがひたすら有名人ブログを集めるのもこのためですね。また、Googleのページランクが、どれだけ多数のサイトからリンクされてるかで評価されるのも理解できました!


【粘りのある情報という法則】

コネクターも大事だけど、情報や商品自体も勿論大事。しかし、それは実はクズ商品と決定的に何かが違うというのではなく、ほんの少しの工夫でがらりと変わってしまうほど、クズ商品とヒット商品は紙一重だそう。
なので、これに対応するには商品や情報に、人に興味を持たせ、記憶に残り、実際に行動に起こさせるために粘りのある要素をを根気よく探すしかないとのこと。
まあ、結局それって商品を良くする考察と検証を血が出るほど真剣にやれってことですよね。わかります。


【背景と環境という法則】

同じ良い商品でも、時代・環境・タイミングという背景を間違えば売れるものも売れなくなるけど、実は思った以上に背景の要素は大きいらしい。自分は商品力80%、タイミング・時代が20%くらいかなーと思っていたけど、そんなもんではないらしく、実験によると商品力より背景のほうが影響大!らしい。(どういう実験をすればそんなことがわかるんだ?という詳細は本の中にあります)

そう言われれば過去に流行した物で、今考えると何であんなもん流行ったんだ?と思うものは誰でも心当たりがあるはず。しかしそれでも流行ったということは、当時の人が情報を受け取り、実際に行動を起こしたのだから、それはつまり当時の背景とその商品のコンビネーションが人の心を変えたことになります。

人の行動とは内面からの声(性格)で決まるけれど、その性格自体が”外部の背景でいくらでも変わる”とのこと。まじ!?それほど外部環境が侮れないものだとは。。。
この理論の考え方では、性格が加齢によって割と安定しているのは、知らず知らずのうちに自分で自分の居る場所を固定化させることで、外部環境を固定化させているから、だそうだ。ほー。

しかし言われてみれば「朱に交われば赤くなる」というのは、そのものズバリの諺だし、中国にも「近朱者赤、近墨者黒(朱に近づけば赤くなり、墨に近づけば黒くなる)」という古典があるそう。昔の人スゲー( ゚Д゚)。


【”150”という数字の法則】
人が人間関係を把握できる限界数は150人までとのこと。この範囲内なら、誰と誰が仲がいいとか、「これは彼に聞けば知ってるはず」という具合にメッシュ状に接続が可能とのこと。
これはつまり150人以内のグループでは、お互いが直接接続されているため、大人数のグループと違い一瞬で噂が広がるので、何かを売り込もうとするなら意識しておくと良い数字。


等でした。

自分は投資に役立てようと思って読んだので、そういう観点で見てみると、確かに同じ材料でもイケイケの時と絶望の時では株価の反応が違うので背景は大事だなーとか、ゴールドマンがレポート出すと株価動くのでコネクター大事とか、いろいろ思い当たるフシもありました。

次回はまた違うジャンルから、この分野を研究してみようにこっ

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