2018/10/26

政策に売りなし

株は基本的に政策に沿って売買します。例えば日銀が2%のインフレ目標掲げててなかなか思い通りになっていませんが、だからと言ってこのデフレ脱却が失敗する方に大きくかけた取引はやめたほうが良いという事です。

これは以前Q先生のblogで見た話ですけど、Q先生が株で大儲けして雑誌で有名になった頃、税務署からいわれのないお尋ねが来たそうです。

Q先生としてはどこをどう考えてもルール通りにやってるのにイチャモンをつけるのはおかしいと秘書を通じて税務署に言ったら、税務署がじゃあ話を聞こうと言うので、どこで聴くんですかと聞き返したら、税務署でと言うんです。

それでそんな敵陣のど真ん中で何を話をしたって負けるに決まってるじゃないですか、とQ先生はその時点で諦めて税務署が言うがままに全額払ったそうです。

つまりルールを作る側(役人側)を敵に回してもいいことないと言う事ですね。
政策に売り無しも同じようなもんです。基本は長いものには巻かれろ。ホリエモンが1番残念だったところです。
世界レベルで言えばアメリカには逆らうなと言うところでしょう。

あの国が強いのはルールメーカーであることだと自分は思っています。負けそうになると自分に有利にルールを変えるんだもの。それじゃ負けっこない。
それがあの右肩上がりのチャートの秘密じゃないでしょうか。
この現状を打破するにはもう一回戦争やって勝つしかないんじゃないですかね。自分は死にたくないのでそれだけはやめてほしいですけどね。

日本の話戻って、そんな風に思ってるので今の状況なら自分は株や不動産はどちらかと言えばまだ上がる方向にかけますね。
不動産なんかこれだけ上がってまだ上がるんだろうかと自分でも思いますけど、そう思ってると1億のものが2億なってぶったまげると言うことが起こるんです。

その他にも、自分の持ってる株や事業に政府が嫌がらせをしてきたと感じたら、早めに撤退する勇気を持つことも大事ですね。

さて、こういう方針で今の株を考えると通信業界はちょっときついです。かなり政府が口出してきてますもんね。

私の持ってる株の中ではソフトバンクが当たりますけど、この株はサウジ問題も巻き込まれてて株価はひどいことになっています。

まぁ孫さんの事ですからソフトバンクKKはサクっと上場させて利益確定するだろうし、サウジのほうはアップル(アップルはビジョンファンドに出資済み)の追加出資とか、もしくはアップルつながりでバフェットに出資を取り付けた、みたいなサプライズ的な何かをするんでないの?などと勝手に楽観的に思ってますけどね。

大事なのは経営者自体が政策に逆らった経営をしていないかどうか
その1点に疑問があればその株のホールドはためらいますけど、基本的に流れに沿った方向でやってれば今回のような感じで株価が下がっているときはむしろ買い時になるかもしれません。
会社が逆境に陥ったらまともな経営者なら何か考えて対策することでしょう。その方向が合ってればいいんです。

孫さんは球団買収の時も後から来て華麗にさらってきましたし、割とそういうのには長けているんじゃないでしょうか。


2018/05/08

永久保有銘柄でリピートイフダン

主にFXで有名な戦略ですがトラップリピートイフダンというものがあります。
これはレンジ相場の下限で買って上限で売るシステムトレードで、感情を排除し価格変動の予想をしないことで、淡々と利益が積み上がるはず…と言う目論見です。

でも実際はレンジを抜けしたら価格は一気に変動するので、下離れしたらロスカットを置いておいても予想以上の損が出る事もあるし、上放れしたら折角の大幅な儲けチャンスをみすみす逃すので、あまり上手くいきません。

それで少しでも勝率を上げるため、一段階長期チャートで見て、トレンドによってエントリーの買いと売りを切り替えたらどうか、などと考えた事もありましたが、今ひとつピンと来ないので実験したことはありません。

ということで私はこれをあまりイケてる戦略だとは思っておらず、せいぜいアフィリエイターによるFX口座開設誘導くらいの利用価値しかなさそうと思っていましたが、最近これを余剰資金で永久保有すると決めてる株でやれば結構おもしろいかも…というアイデアが湧いてきました。

例えばBRKとかS&P500インデックスのような、ちょっと変なタイミングで買って含み損を抱えても暫くガマンしてればそのうちプラスになるような物でやる分には良いのではないか、というアイデアです。

レンジ下限で買って、上がらずに下がってもどうせ買い増すつもりなら放っておいてもいいですし、そもそも10年単位の長期では些細な値幅かもしれず結果オーライ。

上がったらイフダン本来のうねり取り成功ですし、ポジションは解消されても元々待機資金のつもりですから問題無いでしょう。その資金でまた同じ事をすれば良いだけです。

要するに上がっても下がっても個人的には問題ない。いやむしろリピートイフダン失敗するだびに少しずつポジションが強制的(?)に増えていくので、タイミングを待っていているうちにエントリーせずに何年も経ってしまった、と言う事態よりも良いかもしれません。

スグに結果が求められるプロが取れる戦略では無さそうなのも、長期での資産形成が目的の個人には都合のいい点でしょう。

2018/03/12

フルポジ病

このブログは基本的に自分用メモなので自分が分かっている事は丁寧に説明しないワガママな記事が多い。

そんな個人メモをチラ裏でなくブログにするのは見た人からたまにフィードバックがあるからだが、情報を得てばかりもどうかと思うので、今日はこれまで書いたことのなかった自分の投資方針を書いておこうと思う。

と言うのも、当ブログを長期的にウォッチしている人もいるらしく、そういう人にとってはココで公開しているポートフォリオやら売買情報も、管理人の投資方針が不明なら参考にしようがないのではないか、とふと思ったからだ。

では早速書いていこう。


まず前提だが、年齢は40代、投資以外にも収入はあるという設定だ。運用規模はお察しの規模で合ってると思う。

投資先の理想は株式へのフルインベストメントだ。

ここで当ブログを長く読んでる人は、あれ?現金を多めに保持する主義じゃないの?と思うかもしれない。
確かに今のポートフォリオでは現金比率が高いが、自分はもともとは株式全力派なのだ。

実際リーマンショックから暫くはフルポジだった。下のグラフはJPYベースの投資履歴だが、2008年から2011年くらいまでは投資比率(水色の部分)はほぼ100%なのが分かると思う。



このフルポジだったポートフォリオに現金が発生する主な原因は以下だ。
  • 真水と配当の入金
  • 安く買った株が上がってしまい「ちょっと今の値段は高すぎるなあ」と思って売った
  • 安いと思って買った株が実は毒キノコで慌てて吐きだした(GEとかw)

こうして出来た現金の魅力的な投資先がいつもあればいいのだが、無いとそのまま貯まってしまい機会損失にも繋がってしまう。

それは分かっていたのだが、どうせ景気なんて7年くらいで循環するし、あと3、4年待って不景気になった時に現金は全額突っ込めば良くね?と思ったのが2011年頃の話・・・。



それから時は過ぎ去り2018年・・・ 


7年待ったけど、全く不景気にならないんですけど?

 
長い、長すぎるよ!いつまで待てばいいんだよ?(;´д`)

 
もう我慢できないよ!助けて!!!


アカン、、、今にもフルポジしたくてたまらない病に罹ってきている...

自分がフルポジしたらフラグかもしれん。。。


2018/02/18

バークシャー株と私

最近BRKを購入しました。初めてです。まだほんの少しですが、ポジションを持つと決算も注意して見るようになるので、1単位でも持っておくのは良いことだと思います。

ところで私が最初にBRKの購入を考えたのは確か株価8万ドルくらいの時で、為替も90円くらいだったので今調べたらリーマンショックの少し後だったようです。
当時買うのに必要な費用は日本円にして1単位で720万円ですから、今からすると激安(現在は3000万円以上)ですが、当時としては高いなぁと思っていました。

購入しようと思ったのは、もともと私はQ先生の利己的なブログが面白くてファンだったのですが、バフェットはそのQ先生とは真逆なタイプながら実績はQさん以上ということで、当時はもうバフェットを中心に研究していたのでした。

そのバフェット自体をファンドマネジャーとして雇えるなら720万円くらい出しても良いのではないかと思い、購入方法がないか探していました。
今はネット証券で簡単に安いB株を買えますが、当時は取り扱っているところがなかったのです。

唯一、野村の店頭対面取引でA株を購入可能というところまでは分かったのですが、為替手数料と売買手数料で2%くらいという法外な(笑)手数料を聞いて一気にテンションが下がってしまいました。だって手数料だけで片道15万円ですよ、それをあの野村にあげるの?とw

そしてテンションが下がるとハタと客観的になるもので、バフェット目当てに投資するならバフェットが死ぬまでしか投資理由が無いことに気付きました。
当時既にバフェットは高齢でしたから、今後10年20年という長期投資には耐えられないだろうと思い、結局購入は見送りました。

結果的にバフェットはまだご存命だし、株も上がったので購入しなかったのは失敗だったのですが、最も失敗したのは株の世界ではカリスマの急逝は上げ要因だということを知らなかった事です。

Appleのスティーブ・ジョブズや任天堂の岩田社長が亡くなった後も株は上がったように、こういう例は結構見ます。
これはおそらく、そういうアノマリー自体があることもありますが、基本的に株式市場というものは新情報が大好きで、何か新しい時代が来るぞとなるとすぐワクワクしてポジティブに考えるお調子者さんなようです。

それと、カリスマを失った直後は残された経営陣はカリスマの路線を継承しつつ、ややリスクを落とした守りの経営をするように感じます。すると、カリスマ亡き後2、3年は一時的に費用が減り利益が増えるのではないかと思っています。

しかしその後、やはりイノベーション力は落ちてしまい、過去受けたリスペクトには及ばなくなる可能性もあるのですが、それが顕在化するまでには年単位の時間がありますので、仮に投資していても逃げる時間は十分なのです。

バフェット自身も自分が死んだらBRK株は上がるだろうと言っています。BRKの場合はバフェットがコングロマリットを維持する方針のため株価はディスカウントが入りますが、バフェットが亡くなれば事業をバラ売りするかもしれないため、付加価値がつくためです。
さらにバフェットは最近隠居モードに入っていますので、そもそも影響は少ないでしょう。(バフェットプレミアムは無くなってしまいますが)

以上の理由から、今はカリスマが亡くなったらどうしよう、ということを考えずに投資してますので、ソフトバンクも買えるようになりました。



ちなみにBRKの購入に行くはずだった兵隊はどうなったかと言いますと、半分はGoogle に、残りはアリババと中国の高配当株に出兵してもらいました。

特にGoogle は当時の買値からすると今は数倍になっているのですが、途中で株の税率が20%に増税(リーマンショック後は一時的に10%というバーゲン税率だった)されるタイミングで売却してしまいました。これも失敗でしたね。

さらに高配当株の分をテンセントに進撃させなかったのは、今も悔やまれる過去10年で最大のミスでした。高配当株なんて普通の時に買えばよくて大混乱時にはそれを売って成長株を買うものです。成長株はそんな時しか安く買えませんから。
バフェットもリーマンショック時に固い配当株を売って暴落した金融株とか買っていたようです。


2018/02/02

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく⑤-米株投資家は米ベビーブーマーのサイフか

米国は日本と違い、国民の間で株が資産形成の手段として定着しているので株が下がると国民は直接怒るし、国民を怒らせないように国も株が安定して上がって行くような政策を打ち出す。

そのため米株は上がる宿命ともいえるシステムが既に出来上がっていると言える。これは米株の魅力の一つだろう。

※ちなみに日本においても年金がさんざん株を買ってる以上ルックスルーすれば株で国民が資産形成しているのと同じだ。しかしほとんどの人はあまり意識してないのではないか。そのため株価とは自分の人生とは無関係なものという意識なんじゃないだろうか。 

さて、すると米株のアキレス腱は何かというと高齢化だ。日本よりはマシなものの米国の高齢化も大概で、著者は高齢化によって米国人ベビーブーマーが老後資金を取り崩す(=株を売る)と買い手がいなくなり、形成したはずの資産も絵に描いた餅に終わる可能性を警鐘している。

この解決策として著者は中国やインドの発展により、それらの国の投資家が新たな買い手になると述べている。ようするに中国人やインド人が米ベビーブーマーのサイフだと。

とすると米株に傾倒気味の自分なども米ベビーブーマーのサイフなわけですねw

日本の30代~40代は日本の高齢者のサイフでもあるから、この世代の米株投資家はもれなく世界のサイフだと。大変だ。

さあここで嘆いてばかりではいけません。この状況を打ち破るのみならず、逆に自分にとってプラスのアクセルにする方法がないか、考えるのだ。

私も答えは持ってません。


2018/01/31

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく④-金利と為替変動

FXをする人にとって金利が上昇→その通貨は買い、という事は常識だと思うし、経済ニュースでもよくそうコメントされる。

でも本書P268の外国株投資における為替リスクの中で為替レートは長期的にインフレ格差で決定される、とある。インフレ率が高ければ通貨は売られるのは購買力平価で言っても正しそうだ。

でもこれはFX界の常識と異なる。一般にインフレの場合は中央銀行は金利を上げ、逆にデフレなら下げるため、著者の話では金利上昇→通貨売りという現象が起きるだろう。

自分は低金利通貨の方が最終的には買われると以前から思っていたので、本書の内容は自分の意見と同様で少しホッとした。


これは、こう考えるべきだろう。金利上昇→通貨高というのは仮需においては正しく、しかも為替市場においては仮需の勢力の方が強いので、FX界のように短期投資家にとっては正しいと言える。

実需筋にとっては、慢性的は高金利はインフレ体質の現れであり、長期的に通貨安が見込まれる。

整理すると通貨にとって金利上昇は仮需にプラスだが、トレンドにはマイナス影響があるという事になり、FX界の論も、著者の論もどちらも正しい。

したがって金利要因による為替の影響は、自分の投資スパンによって戦略に組み入れたい。

本書のように10年以上の長期を想定した場合は投資家はシンプルに企業の価値だけを評価して世界中の企業へ投資すれば良いことになる。

外国株への投資は、デフレ国なら株価は下がるが通貨は上がり、インフレ国ではその逆になるので、効果が相殺されるからだ。

もっとも、為替変動には本当に様々な要因があり、その中で金利要因は大きいものの、それだけで全てを語ることはできない。

それならば以前Q先生が言っていたように、外国株への投資はその国の通貨で増えているかどうかが重要なのであって、自国通貨に換算して一喜一憂しないほうがいいかもしれない。


2018/01/26

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく②

今回は本書で言及されている配当再投資戦略について思ったことを書こうと思う。
結論を言うと自分はこの戦略は再現性が高いと思う。

そもそも投資家が企業の事業リスクを分割して引き受け、その見返りとして企業から配当を得る、という行為はそれこそ東インド会社から全く変わっていないことであり、これはバフェットの「時代遅れになるような原則は、原則ではない。」という名言を借りれば確かに原則に当てはまる。

そういえばQ先生も、その株が「気前よく配当をくれるかどうか」は重視している事を過去に繰り返し述べていた。仮にそれが成長株であってもだ。

当時の自分は「成長株なら無配でもいいじゃない」と思っていたが、Q先生が言いたいのはソコじゃないということが後で分かった。それは配当を出す企業は「まともな企業」の確率が高いという事だ。

もちろん無配株でも「まともな株」はある。事業が成長ステージで配当原資を事業に再投資した方が株主の利益となるという理由で無配としている株だ。

しかし無配株に中には単に全く儲かっておらず衰退期に入っている株や、コンプライアンスが働いてないクズ株も混ざっている。

無配株からそういう株をつまみ出していくには目利き力が必要だし、仮に出来ても残った「まともな株」は例外なくAmazonやgoogleのように株価が高い。

市場はそんなに甘くないので、このような株を買うと、まんま著者のいう「成長性の罠」にすっぽりハマりやすい。こういう株をバーゲン価格でお買い上げできるチャンスは、それこそリーマンショックのような時しかないだろう。

その点、企業が配当を出すという事は、経営者が株主還元する気がある「まともな企業」であると言うことの表れであって、Q先生はそこを見ていたんじゃないだろうか。
成長株であっても配当を出すことは、特に当時の中国企業のようにコンプライアンスが怪しい株への投資においては重要だったのだろう。

もっとも配当株でも急に大増配して株価を吊り上げ、ほどなく増資や株式交換とかいうケースもたまにあるが、そんな株には過去10年分も履歴を見れば引っかかることはまず無い。
そのため配当株の中から買う株を選んでいけばハズレを引く確率は低い。



そして四半期ごとに結果を求められる機関投資家などは配当再投資戦略のような気の長い戦略を取れない所も良い。

本戦略が市場の主要プレイヤーが実行できない戦略ならば、個人投資家にとっては市場を出し抜ける可能性がある数少ない戦略の一つであろうし、今後も相当な長期間にわたって有効に機能するのではないだろうか。

2018/01/25

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく①

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」を今更ながら読んだ。

有名な本なのに自分はなかなか時間が取れず未読だったのだがAmazonで買うもの無いかと「欲しいものリスト」を眺めてたところ以前登録した本書を発見、購入して読んでみた。
その感想を著名な本なので概略は他に譲り、それ以外に絞ってメモしていきたい。



まず本書は非常に平易に読める。読みながらエクセルを起動してガチャガチャ計算する必要は最後まで無かったし「バフェットから手紙」のように2度見3度見してやっと意味が分かったとか、しまいには5度見くらいしてもアメリカンジョークで結局わからん、ということもなく、スラスラ読める。

「バフェットからの手紙」などは読者のスキルであまりにも収穫できる情報量が変わるので、某所で有料の読み解き解説セミナーが開かれていたくらいだ。

その点本書の著者は相当デキル人物なのではないか。自身が高度な知識を持ちながらそれを平易に書くのは結構難しい事だ。
例えば276ページ。ポートフォリオの40%を国外企業にするべきだ、とあっさり1行で書かれているが、著者はこの数字を出すために、為替や世界株式市場のリスク・リターン等のデータを時間をかけて調査したはず。

でも、そういう苦労の過程はバッサリ端折って結果だけ書くのは想定している読者を思いやっての事だろうし、おかげで読者は心が折れずに読了できるわけだ。なので読者は難しいことは著者が代行して考えてくれているはず、と考え、安心して本書の内容を丸呑みして実行できるというものだろう。

むしろ半端に投資の知識がある玄人のほうが「何でこうなるの?」と興味が湧いてしまい素直に実行できないかもしれない。
自分は投資とは1円でも儲かれば良いと思っているので、損しなければアレンジして我流になってもまあ悪くはないと思うが、しかし結果的にバカになって著者の言う通り実行した初心者にリターンで負けるだろう。

さらに数十年間投資を実践しながら勉強を続けた結果、70歳くらいになって著者と同じ結論に達するかもしれない。


さて、その著者の結論だが、50%を世界インデックスファンドを買って、残る50%で「リターン補完戦略」を取るというものだった。

これは自分がこれまで断片的に本書について得た情報と少々違うものだった。これまでは著者は「リターン補完戦略」にフォーカスしていると思っていたが、それは少々誤解していた事が読了後分かった。


前置きだけで長くなってしまったので、肝心の読みながら思った点などは次回より何回かに分けて記事にしていきたい。

2018/01/17

家電は高いが得をする

先日ツイッターを見てたら家事年収シミュレータなるネタが流れて来ました。
オモシロそうだったので自分と奥さんでやってみたら、自分が104万円、奥さんが110万円でした。

でもあれ?ちょっとおかしいぞ?確か「逃げるは恥だが役に立つ」で新垣結衣が家事は年収304万円相当なんです!と言ってたよな。
すると304ー(104+110)=90の、90万円分はどこにいったんだ?

そう思って内訳を見てみたら、なるほどこれか!という原因を発見しました。
我が家では洗濯と食器の片付けの分が少ない。家には食洗機とドラム式洗濯機があるので、こいつらがかなりの部分の家事代行をしてくれていたようです。

その次にでかいのが、徒歩1分でスーパーに行ける立地。これのおかげで買い物にかかる家事年収がかなり減っています。つまり多少家賃が高くとも立地の良い場所に住むのは経済的に合理的ともいえるでしょう。

その他ディスポーザーやコードレス掃除機など、便利な家電くんたちにより年収90万円分の家事が減っていたようです。全部で40万円もしない機械が年90万円分も働いてくれるならお買い得じゃないでしょうか。

もっともガッキーみたいな家事代行さんが来てくれるなら、みんなコスト無視で1年1000万でも大喜びで払うと思うけどさ