2018/01/27

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく③-VYMとPFFでインデックスに勝てる!?

今回は著者の言う「リターン補完戦略」の核心ともいえる、配当再投資のリアルな実行について書こうと思う。

まず、本書P163にフィリップモリスを例に取り、様々な悪材料により株価が暴落しようとも、減配をしない限り辛抱強く配当を再投資することで、やがて株価が回復した際には増えた株によって投資家に高いリターンをもたらす…という事実が解説されている。

だが…



これ無理だー!



いやだって、例えばフィリップモリスが2003年敗訴して巨額の賠償金・保証金を請求され、破産適用法を申請する瀬戸際のときに「中の人」だった場合を想像してみなって。

そういう時は毎日スマホで口座をチェックするたびに評価損が膨らんでいる。著書の言うように辛抱強く配当を再投資なんかしたら輪をかけて資産が溶ける。
そしてネットでは

ホルダーの皆さん今どんな気持ち?ねぇねぇ^ ^

という煽りや、



買い豚の皆さん、今日もごちそうさまでした(^^)

という売り豚の挑発、



ブルームバーグや日経による公式(?)の 
ネガキャン記事、


挙げ句の果てには

捜査が入ったようです

というデマ情報までw



こんなんで埋め尽くされるんだよ?もうめった打ちにされてるボクサー気分だって。
こんな状況で買い増しできるかというと・・・



無理。



(ヾノ・∀・`)ムリムリ




圧倒的無理っ…!




さらに最高に腹立つのが、悔しいことに株価はそういう輩の言う通り毎日下がって、自分のお金は毎日現実に減っていくのだ。

こんな中、満員電車に乗って会社に労働しに行く気分になる?ねぇねぇw

この状況で買い増しどころか、ホールドできるだけでも相当なドMだろ。


理性的に考えても、この状況でフィリップモリスのように減配しなかったとすると、配当利回りは8%とか9%とかになってるはず。すると普通に考えたらこれって倒産リスクを織り込み始めてるよね?とか考えてしまう。

実際自分は1、2年前にHSBCの配当利回りが8%になった時、買い増しどころかホールドで精一杯だった。

もしそれに対抗してロングポジションを公開してフィリップモリスの復活を信じる強気のブログを毎日更新したら、間違いなく売り豚が大漁に釣れて、ブログ村で速攻で1位になれるだろ(笑)


冗談はさておき、実際にサブプライムからリーマンショックへの一連の流れの中では金融株への投資家が同じような目に遭っていたが、そんな中で実際に金融株を買い増しできたツワモノはほとんどおらず、思い付くのはせいぜいバフェットと えす氏 くらいだ。

でもさ、そんな中で鉄の意志を持って買えた人が勝利を掴むのだ。


じゃあ一見この常人には不可能とも思える荒業を常人がする方法は無いだろうか?と考えたら1つアイデアが浮かんだ。

個別株だと倒産リスクが怖くてどうしても無理だったらVYMみたいな高配当ETFならどうだろう?これなら正気を保って買い増しできるんじゃなかろうか?

そして可能なら普段からキャッシュポジをある程度確保しておき、仮に暴落しても「まだ買える、以前より割安に買える弾はある…」と心に余裕を持てるようにしておけば望ましい。

ここまですれば、万が一買い増しできずとも、恐怖で脳がやられて逆に売ってしまう、という最悪な事態だけは避けられよう。

そして1、2年して嵐が去った時、著者のいうリターンのアクセルの果実を手にしていることだろう。VYM、いいかもしれない。

さらに、著者は資産形成において、株価の上昇よりも配当による寄与分がはるかに大きいと証拠をもって提示している。

それなら、一時的に暴落しようとも高配当でじきに株価の回復が望めるPFFのような投資対象でも結構イイ線いくかもしれない。
潰れさえしなければ暴落すればするほどリターンが上がるわけで、正しく暴落時に買い増し出来れば、インデックスといい勝負できるんじゃないだろうか?


3 件のコメント:

  1. 現在進行形で言えば、ダイナムがそれにあたりそうですね。
    先行き不透明、反社会的な業種、高配当利回りなどの周辺状況もPMそっくりです。

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    1. 本当だw配当は漸減気味ながら7.2%もありますね。日本にいれば最新状況も肌感覚で分かりますし面白い投資対象かもしれませんね。

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    2. かくいう私はおもしろいかなと思いつつも、10割近い配当性向にビビって1年近く見送り続けていますw

      売上高の1割近いフリーキャッシュフローを計上していると分かっていてもこの様なので、私もシーゲル流配当再投資が「常人には不可能とも思える荒業」という意見には賛成ですね。

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