2018/04/24

太陽光事業に興味4-表面利回りが激減したカラクリとは

前回、株と同じ基準で引き直したこの物件の利回りは5.87%となった。

しかし売電収入というキャッシュは確かに投資額に対して10%入っているのに実際は5.87%とは、どういう事か?

それはこの事業の本質が元本を20年に渡って取り崩しているに近いからではないか。つまりよく悪者にされるタコ足投信と似た仕組みだ。

試算の出口に注目すると、株や債券や優良不動産では出口で元本と同等か、むしろ高いCFが発生するのが普通だがそうなっていない。



これは太陽光事業の土地は二束三文で本質価値は当初からほぼゼロ、パネル設備等は寿命があるので資産の大部分が償却してしまうからだ。

すると20年後の全価値はその時のFITに依存することになるが、FIT終了後にどうなるかは全く五里霧中で現時点では見積もれない。現に中国ではすでに1KWh=3円までコストが下がってきているし、今後ますます技術革新が進むとFIT終了後は相当難しいかもしれない。

そのため太陽光投事業はいわば20年のサブリースがついた地方の木造アパートへの投資のようなものと考え、安全側に振るなら出口価値はゼロと見積もらざるをえない。

いやむしろ廃棄する場合かなりの負債となる可能性がある。実際、パネル廃棄費用の積み立てを義務にしてはという話もある。自分が業者に確認したらその費用は低圧一基で物件価格の10%が相場だそうだ。

そうは言っても5.87%である。20年間だけの価値で、その後ゼロになると仮定しても5.87%。これは低くない数字だ。しかも株と違って担保に連動しない借入が可能な投資だ。

次回は借入を考慮してこの案件を評価してみたい。
(関連記事を読むには下の「ラベル:」の「太陽光発電事業」をクリックしてください)

<参考>https://mega-hatsu.com/29925/

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