2018/04/28

太陽光事業に興味8-【結論】この物件に投資すべきか?



前回までで自分なりに検討材料は出し切ったので、これまでのポイントをまとめてみる。

  1. 期待利回りは5.87%
  2. 投資するなら20年フルローン
  3. 物件のFCF現在価値は582万円
  4. 最低20年は事業継続が必要


つまり自分にとって本案件は以下の問題に収束する。

「年5.87%クーポンの債券を582万円分無料で貰える」
「ただし条件は最低20年間この物件の面倒を見ること。途中放棄は許されない。この債券を貰うか?」

うーん、難しい!
一言でいうと手間<582万円分の価値?ということだ。

手間・・・

確かに新しいうちはあまり手間はかからないかもしれない。しかし10年も経てばどうか。クルマと同じで色々と不具合も出てくるだろう。

カラスが石を落としたり、雪の重みでパネルが壊れるかもしれない。壊れたパネルは保険が効くが、放置しておくと火災の恐れがあるので、やはり遠隔監視で毎日出力がおかしくないか見る必要があるだろう。

また基本的に発電所は過疎地にあることも気が重い。
田舎で何かする場合は地元に嫌われないことが絶対だ。それには地元民とのコミュニケーションもかかせないが正直メンドクサイ。

また太陽光のクレームでメジャーなのが景観破壊、砂ぼこり、土砂流出等だ。
従って、山を削って作った発電所などはいくら利回りが良い物件でも、クレームリスクを考えると買いたくない。

要は自分が発電所の地元民だとして、なったら嫌なことはしないように物件を管理しなくてはならない。

こういう姿勢を怠れば即、「不適切案件」として地元民から通報だ。一度嫌われると田舎は究極にメンドクサイことになる。これを物件数だけやらなくてはならない。

※ちなみに複数物件を所有する場合、リスク分散という面では地域を分散させるという考え方もあるが、上記のような管理や地域とのコミュニケーションもまとめて出来るので、近くに複数買ったほうが効率がいいのではと思う。


さらに最も懸念するのが20年も過疎地で資産をしょいこむ事。

その間に自分は死亡してしまうかもしれないし、よしんば生きてても20年後に設備を更新してもう1ラウンドする元気はないだろう。

子どもに引き継がせようとしても、その時子供はキラキラした年代。 都会でギャルとのデートを蹴ってまで、ド田舎で首にタオル巻きながら草刈りするわけないよな・・・というかもし自分がオヤジにやれと言われたら全力で反抗する(笑)

そう思うとやはり自分のケツは自分で拭くべきだと思うので20年後は撤退するつもりでいた方が良いだろう。

だがこれはそもそもFITの趣旨に反する。原発事故から発足したFITは再エネ事業を育成するかわりに20年後も安定して電源を供給することを期待している。

太陽光事業者がその義務を負ってくれるからこそ、国民は1世帯あたり年間9500円も賦課金として電気料金に上乗せして事業者におごり続けているわけだ。

それをFITが終わったからホナサイナラとやるのは、さすがの自分でもちょっと倫理的にどうかと思う。

もろもろ考えると重い・・重すぎる。考えただけでもメンドクサー。これで582万円と釣り合うか。否、やはりこれはパスか?

でもせっかくここまで検討したので、では一体自分はどうならこの手間と釣り合うのか?をもう少し考えたい。

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