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2023/12/17

外国株投資の円高問題の解決策


先日外貨預金についてXでポストしたところ非常に大きな反響があり、数多くの賛否両論の反応を頂きました。

反応の内訳を見ると、信用度の高そうなアカウントに限れば選択肢の一つとして頭の片隅に置いておくという、どちらかというと賛のスタンスが多かったようですが、全体の単純数としては今、外貨預金は悪手ではないか、という否の意見が多かったです。
否定的な理由は大きく分けると①手数料の問題、②税金の問題、③為替差損の問題、の3つでした。

このうち①はSBI証券内のドルを住信SBIに出す場合は為替手数料も出金手数料もゼロなので特に問題になりません。②は小市民の私たちにとってはルールに沿って粛々とするしかないので諦めるしかありません。
そこで、今回は特に③について深堀りしていきたいと思います。

さて円高傾向の今、外貨預金は為替差損になり悪手ではないか、という意見ですが預金に限らず外貨建投資をする場合、円高になると円ベースで計算した資産は目減りします(円安は逆)。

そのためオルカンやS&P500インデックス投資等の外国株投資も含め、ここを気にする人は非常に多いです。確かに最終的に使うのが円ならば気にするのは当然と言えるでしょう。

しかしこれについて「お金儲けの神様」こと故・邱永漢先生(以下Q先生)が生前、
「株はその国の通貨で見て上がっているかどうかで判断してください」
と喝破されていました。
※勿論、その国のインフレ率以上は増やさないといけないとは思います

この話は今でもQ先生のサイトの読者からのQ&Aの何処かにあると思いますが、あまりにもブログが大量なのでどこに書いてあるかはどうしても見つけられませんでした。GPTさんに聞いても「Q先生の考え方からそう言う可能性はあると思うけど何処に書かれているかは分かりません」と言われてしまいました。
しかし私はそのQ先生の回答が忘れられず、今でもそのように考えて投資をしています。

ただ、実は私もなぜQ先生がこう言ったのか、その真意は知りません。Q先生はその考えに至ったロジックまで説明してくれないこともよくありましたので、理由は自分で考えざるをえないからです。

そこでQ先生のブログをひたすら読み続けて脳内でモデル化した北原GPTで申し訳ありませんが、その理由は「為替の損益まで頭を悩ませて銘柄を選ぶとシンプルに業績とビジネスの将来性を見る選択眼が曇るから」だと思っています。

例えば株はAmazonやNVIDIAのように、成長株は何百倍、何千倍にもなることがあります。それに比べると為替損益などは取るに足らないものなわけで、そんな(どうでもよい)為替損益を気にかけて、タイミングがどうたら言っている間にそのような株を買う機会を逸してしまえば大損害を被ってしまいます。

これをQ先生の口調を真似して書けば「為替なんてそんな小さな事よりしっかりその仕事がこれから陽の当たる仕事になるかどうかを見てください。そんなことを気にしているからダメなんです」といったところでしょうか。

なんか虎の威を借る狐みたいでQ先生ファンからお叱りが来そうですが、もしQ先生の中国企業訪問団に参加されたことがある人で、この辺の話を聞いたことがある方がいましたらぜひコメントください。

話は戻って、まあ前述の通りQ先生はいちいち解説してはくれませんから、この理由が正しいかどうかまでは分かりません。だから私も円高傾向の時に外国資産への投資をためらう人の気持ちは分からないでもない。

しかし私はこれまでも投資について散々勉強し、考え続け、時には損したりしてきて、最終的にバフェットやQ先生の言った通りの考えになった、という経験を沢山してきました。そして実際に財を成すことが出来ました。結局は私がやったことは賢者の真似をしただけだったので今では最初っから聞いておけば良かったと思っています。

そうならばまずは賢者のいう通りにやって、賢者がなぜそう言うのかはその後に勉強すれば良いのではないでしょうか。勉強は何年もかかるのでその間の時間が勿体ないからです。インデックス投資なんて、まさにそのやり方が向いている投資です。

自分の主義と違うからと言って、経験も実績もある先駆者がいう事に拒絶反応を示すより、私だったらなぜ賢者がそう言っているのか考えます。自分のどこと見ている所が違うのかと考えます。
私は15年前、それに気づいてこの記事でコメント頂いた方に褒められたことがありますが、それから12年後、本当にその方の言う通りになりました。

この江戸の隠居さんという方は、その後何回かコメントを寄せてくれた後すっかり姿が見えなくなってしまったのですが、書いてある内容から相当の資産家であると予想できます。そのような人が、あれほどまでに予言を断定的に言って、しかもそれが当たるということは、考え方というものが資産形成のKPIの最上位だということだったのではないでしょうか。

もっとも、誰が賢者かは絶対に見誤らないでくださいね。

ということで外貨建の投資をする場合、為替は気にせずに投資される事をお勧めします。そして円は円で一定の割合で持っておけば良いのです。

それにおそらくですが、超長期では円は弱くなっていくと予想しています。為替は結局は国力に比例するものですので、あなたの髪が白くなる頃には今のレートで交換しても為替損益で損どころか益に働くんじゃないでしょうか。

2023/12/15

投資の儲けは「ずるい」のか?


拙著で「家族など近しい人に資産額を公開するかどうか」についてコラムで書きました。結論は書籍のほうへ譲るとして、ここでは書籍では諸般の事情で入れ辛かった部分を補足として書きたいと思います。

私が思うにこの問題の根幹は、普通の人が持っている「投資での儲けはずるい儲けなのだから、それはあぶく銭である」という認識ではないかということです。

なぜ投資の儲けは「ずるい」と思われるのか。

それは、普通の人にとっても働いてお金を貯めることは大変だ、ということは自身も労働をした経験から深く同意できるが、それ以外でできたお金は働いた訳ではないのだから、楽に出来たあぶく銭である、という論法になっているのではないか、ということです。

なお、それならその「ずるい」方法は誰にでも開放されているので、あなたもやればいいのに、といっても絶対にしないのもご存知のとおりです。

つまり普通の人にとっては投資で得たお金は、前澤さんのお金配りでもらったお金や、ギャンブルや宝くじで当てたお金、相続で転がり込んできたお金と同列であって、「働いて得たお金とは種類(色)が違う」ということなのでしょう。いわゆるお金のメンタルアカウンティングです。

さらにその投資でできたお金が過去の出来事だったりすると、なおさらその認識に拍車がかかることになります。

まるで10年前に車にひかれそうになって危ないところだった、といった昔話程度で
「へーそうなんだ、運がよかったね」
「でも死ななくてよかったじゃん」
で終わりです。

投資で言えばリーマンショックで死にそうになりながらも1億儲けた、という事実があっても
「運がよかっただけだよね」
「で、とりあえず今そのお金残ってるんでしょ。じゃあ奢って」
となります。

とにかくこういう信念を固く持っている人に資産額をしられてしまうと

「私に奢ってくれて&貸してくれて「当然」であって、それをしないのは「ケチ」だ。だってあぶく銭だもの」
という反応が返ってきます。こうなるとあなたの評価は奢ってゼロ、奢らなけばマイナスとなり、どちらに転んでもプラスには1ミリもならないのです。なので、こういう人は絶対に資産額を知られてはいけない相手と言えるでしょう。

ところがまずいことに世の中には結構な割合でこういう人はいるように感じます。だって「投資はギャンブル」「額に汗して働く」というフレーズにあるように、そもそも日本では子供のころからこういう教育を受けていますからね。あながち本人のせいとも言えません。

それとは逆に今この記事を読んでいるような方は投資の経験があるでしょうから、投資の利益とはそんな簡単なものではないことは重々ご承知の事と思います。

それは長期に渡って節約を重ね、さまざまな誘惑に耐えて作った種銭を市場に晒し、リスクに対する恐怖を乗り越え、精神をすり減らし、修羅場を超えて手に入れた尊いお金である、と誰に教わるでもなく自身で気付いて理解していることと思います。

しかし残念ながらそんな認識は株クラの中だけでしか通用しないことを理解しておくべきでしょう。

私は書籍でこの世間の誤解を少しでも解きたいと、リーマンショックやコロナショック時に実際に投資家がどれだけの葛藤とリスクを負っていたかというエピソードを、これまでの本より丁寧に書いたつもりです。
なので、もしこれを読んで頂ければそういったところを少しは理解頂けると思うのですが、残念ながらそもそも普通の人には興味を持って読んでもらえない確率のほうが高いかもしれません。

そういうところに興味がないからお金が貯まらないのか、ある程度のお金が貯まらないから興味がわかないのか、卵と鶏の関係?なのかもしれませんが、この点は歯がゆいですね。

ただFIREが可能になる程度の資産を作った暁にはこの世間一般の認識を受け入れ、少し自分のことを俯瞰して周りがどう見ているのかを理解したうえで行動する必要があると思います。

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2023/07/11

株式投資の努力は報われるとは限らない



 株式の中長期投資はリサーチに時間をかければ成績が良くなると言うものでもありません。

 これは能力が在るか無いかにはよりません。例えば、超優秀なソフトバンクGの孫社長は、片手間にやっていた大昔にはヤフーやアリババなどのダイヤモンドの原石を次々と見抜き、投資で驚異的なIRR(Internal Rate of Return、内部収益率)を達成していましたが、こんなに儲かるならとこれを本気でやることにして全リソースを投資に割いてから、今のところは逆に投資成績は下がっているようです。

 また、ファンドマネージャー等も優秀な人たちが業としてがっつりと株のリサーチに多大な時間をかけていますが、結果ほっとらかしのインデックスに勝つのは至難の業です。
 プロでさえこれなのですから、情報量の少ない個人がリサーチしたところでなおさらです。そもそも働いたことのある人なら誰でも分かってると思いますが、会社というものは社外秘だらけで、特に株価に大インパクトのある情報は一般にはかなり後でないと出せません。なので一番株価に大事な情報抜きで定量・定性分析しても。。。という感じです。

 このように中長期の投資はどんなに能力があっても時間に比例して収益が上がるとは言いづらいと思っています。例外はバフェットくらいです。

 これは私が思うに凡人は時間が無いほうがかえって物事の優先度が決めやすく、重要なところに目が行く(というか他を見るヒマがない)ためではないかと思っています。細かいところ見る時間があればあるほど迷いが生じて判断ミスを生むのです。

 人間ヒマがあると余計な事をしだすもので、定年退職したサラリーマンが老害化したり、仕事の無い人がネットでヘイトや誹謗中傷を書き込んだりしだすようなものです。時間が無ければそんな事する人じゃなかったのに…という感じですね。

 ということで、もし今投資に割いている時間で十分に結果が出ているなら、あえて専業になる必要はないと思っています。むしろ専業になった暁には投資にかける時間を以前と同じ範囲にする努力が必要になるほどです。

 もちろん今結果が出ていないなら、まだまだ勉強が足りないのでもっと時間を割いたほうがいいかもしれませんが。


面白かったら是非↓からいいね!コメント等なんでもお願いします!


2019/07/13

複利効果で1億円!は貴方を即死へと誘う甘いフレーズ

毎年10%増やし続ければ複利効果で20年で1億円達成!・・・って耳にタコができるほど聞いたフレーズですね。

しかし考えてみたことありますか。20年間10%増やし続けるのを数式で書くと、

元本×1.1×1.1×1.1×1.1×1.1・・・・・・×1,1 = 1億円

ということになりますが、これ掛け算なんですよ。

掛け算ということはですね、途中で一度でも0を掛けるとあとはいくら頑張っても一生ゼロなんです。

元本×1.1×1.1×1.1×0・・・・・・×1,1 = 0円 


このように投資というのは常に「1ミス即死」の世界なんです。
投資も人生も死んだら終わり。死んだらリベンジ不可。


そりゃあ100万とか、いわば人生を変えるようなインパクトが無い規模でやってるならいいですよ。

でももうすぐ定年だとか、そうでなくても、かれこれ20年も働いて中年に差し掛かったころ貯まった全財産1000万を元本に投資をする場合は大問題なわけです。

そして投資で人生を変えるにはその規模でやらなければなりません。
なのでやるなら片時も「1ミス即死」の世界に自分が居ることを忘れてはなりません。

だから私は信用取引だけは絶対にやりません。
本当はやりたくてやりたくてたまりませんが、やりません。
これは全部を1秒で失う危険が常に付きまとうからです。

いくら普段のボラティリティからみて十分安全な維持率をキープしてる・・・とか言っててもフラッシュクラッシュ等で一瞬ですべてを失うことだってあります。

また前の暴落から10年もぬるま湯のような相場が続くと、すっかり怖い事は忘れてしまって気が弛み、うっかり大きなポジションを取ってしまって致命傷を受けることもあります。

だから昨日またダウが最高値を更新しましたが、これを見て乗り遅れた、取りこぼした、機会損失だ、とか言って焦る必要なんて全くないんです。肝心なのは「1ミス即死」を避けることだけ。

投資は1円でも増えればそれでよい、焦る必要なんて全くない、私はそう思ってます。

そして「焦り」という感情を何十年も一度もミスせずにコントロールすることは本当に難しい。
それが絶対的に必要な投資という行為は本当に難しいと思っています。


2019/01/02

インドへの投資を開始したい


株と言う物はその市場を擁する国が発展すれば上がりやすいものです。

国が発展するとは端的に言えばGDPが上がることですが、そのGDPは一般的には個人消費が大きな比率を占めています。

その個人消費を「人口×一人当たりの消費量」と分解すれば結局は「人口が増える国」と「一人当たりの消費量が増える国」の株がねらい目となります。

そういう有望な国の相場というのは上りのエスカレーターに乗っているようなもので、万一エスカレーターを歩いて上ってる途中で躓いてイテテテ・・・となっても、そうこうしてる間にも地面が自動的に上がっていくので負けにくいのです。

ところでこの2要素のうち、人口増加は良いとして、一人当たりの消費量はもう少し深堀する必要があります。

人は消費量をどんな時増やすのでしょうか。

一つは人は貧乏から普通になっていく時が一番お金を使うのです。

貧乏人が少しばかりお金を手にすると、家、車、子供に教育と次々とお金を使っていきます。だから、投資対象国の国民全体がこういうフェーズにある国は有望です。

逆に食うや食わず程度ではそんな余裕はありませんから、いくら人口が増えていても投資には向きません。人口は増えればいいかというとそうでもないのです。
例えばアフリカで人口が増えている国を見つけても私は投資しません。

人が消費量を増やすふたつ目は、20代~40代という年齢に差し掛かった場合です。

若くてエネルギーに満ち溢れた年代の人間は最も派手で消費意欲が旺盛なものです。
逆に50代以降になるとあまり消費はせずにひっそりと余生を過ごしたいでしょう。

まとめると、貧乏から普通になっていく段階、言い換えると一人当たりのGDPが5000~10000ドルくらいで、その国の人口ピラミッドで20~40代が多い人口増加国が最も有望と思っています。


さて、ここでやっとインドの話です。

インドは2017年のデータで人口増加率は前年比1.1%(米国:0.7%、中国:0.6%、日本:-0.2%)

一人当たりのGDPは1,976ドル(米:59,792ドル 日:38,448ドル 中:8,643ドル)

となっています。

人口ピラミッドは軽くググってみた所、若い人が多い理想的な三角形状態でした。

まとめるとインドは人口増加と人口ピラミッドはOKですが、一人当たりのGDPはイマイチということになります。この点では2,353ドルのベトナムの方がマシでした。

とういう訳で私はインドへの投資はあと10年くらい後だろうと思っていたのですが、ここにきて風向きが変わってきました。

先日ニュースを見ていたら、例の米中貿易摩擦の影響でアップルがインドでiPhoneの上位機種の生産を開始するというじゃないですか?!
ん~なぜベトナムでもインドネシアでもなくインド!?謎です。

謎ですが、思い付きだけで一時は時価総額1兆ドルを達成した企業が生産地を選定するわけはありません。きっとインドが最適な政治的・経済的な根拠があるはずです。

そういえばソフトバンクの孫さんもだいぶ前からインドへの投資を加速していました。すでにインドのめぼしいIT企業の株主にはソフトバンクがデーンと陣取っています。

自分より賢そうな人たちがベトナムをスルーしてインドに行くのは何か理由があるはずではないか。そう考え、10年前倒しでインドへの投資を開始しようかと思いはじめた次第です。

しかし自分はインドの会社といえばタタモーターくらいしか知らず全くの無知。
という事で目利きは孫さんにお任せと言う事でソフトバンクを買おうと思ったのでした。


2018/10/26

政策に売りなし

株は基本的に政策に沿って売買します。例えば日銀が2%のインフレ目標掲げててなかなか思い通りになっていませんが、だからと言ってこのデフレ脱却が失敗する方に大きくかけた取引はやめたほうが良いという事です。

これは以前Q先生のblogで見た話ですけど、Q先生が株で大儲けして雑誌で有名になった頃、税務署からいわれのないお尋ねが来たそうです。

Q先生としてはどこをどう考えてもルール通りにやってるのにイチャモンをつけるのはおかしいと秘書を通じて税務署に言ったら、税務署がじゃあ話を聞こうと言うので、どこで聴くんですかと聞き返したら、税務署でと言うんです。

それでそんな敵陣のど真ん中で何を話をしたって負けるに決まってるじゃないですか、とQ先生はその時点で諦めて税務署が言うがままに全額払ったそうです。

つまりルールを作る側(役人側)を敵に回してもいいことないと言う事ですね。
政策に売り無しも同じようなもんです。基本は長いものには巻かれろ。ホリエモンが1番残念だったところです。
世界レベルで言えばアメリカには逆らうなと言うところでしょう。

あの国が強いのはルールメーカーであることだと自分は思っています。負けそうになると自分に有利にルールを変えるんだもの。それじゃ負けっこない。
それがあの右肩上がりのチャートの秘密じゃないでしょうか。
この現状を打破するにはもう一回戦争やって勝つしかないんじゃないですかね。自分は死にたくないのでそれだけはやめてほしいですけどね。

日本の話戻って、そんな風に思ってるので今の状況なら自分は株や不動産はどちらかと言えばまだ上がる方向にかけますね。
不動産なんかこれだけ上がってまだ上がるんだろうかと自分でも思いますけど、そう思ってると1億のものが2億なってぶったまげると言うことが起こるんです。

その他にも、自分の持ってる株や事業に政府が嫌がらせをしてきたと感じたら、早めに撤退する勇気を持つことも大事ですね。

さて、こういう方針で今の株を考えると通信業界はちょっときついです。かなり政府が口出してきてますもんね。

私の持ってる株の中ではソフトバンクが当たりますけど、この株はサウジ問題も巻き込まれてて株価はひどいことになっています。

まぁ孫さんの事ですからソフトバンクKKはサクっと上場させて利益確定するだろうし、サウジのほうはアップル(アップルはビジョンファンドに出資済み)の追加出資とか、もしくはアップルつながりでバフェットに出資を取り付けた、みたいなサプライズ的な何かをするんでないの?などと勝手に楽観的に思ってますけどね。

大事なのは経営者自体が政策に逆らった経営をしていないかどうか
その1点に疑問があればその株のホールドはためらいますけど、基本的に流れに沿った方向でやってれば今回のような感じで株価が下がっているときはむしろ買い時になるかもしれません。
会社が逆境に陥ったらまともな経営者なら何か考えて対策することでしょう。その方向が合ってればいいんです。

孫さんは球団買収の時も後から来て華麗にさらってきましたし、割とそういうのには長けているんじゃないでしょうか。


2018/05/08

永久保有銘柄でリピートイフダン

主にFXで有名な戦略ですがトラップリピートイフダンというものがあります。
これはレンジ相場の下限で買って上限で売るシステムトレードで、感情を排除し価格変動の予想をしないことで、淡々と利益が積み上がるはず…と言う目論見です。

でも実際はレンジを抜けしたら価格は一気に変動するので、下離れしたらロスカットを置いておいても予想以上の損が出る事もあるし、上放れしたら折角の大幅な儲けチャンスをみすみす逃すので、あまり上手くいきません。

それで少しでも勝率を上げるため、一段階長期チャートで見て、トレンドによってエントリーの買いと売りを切り替えたらどうか、などと考えた事もありましたが、今ひとつピンと来ないので実験したことはありません。

ということで私はこれをあまりイケてる戦略だとは思っておらず、せいぜいアフィリエイターによるFX口座開設誘導くらいの利用価値しかなさそうと思っていましたが、最近これを余剰資金で永久保有すると決めてる株でやれば結構おもしろいかも…というアイデアが湧いてきました。

例えばBRKとかS&P500インデックスのような、ちょっと変なタイミングで買って含み損を抱えても暫くガマンしてればそのうちプラスになるような物でやる分には良いのではないか、というアイデアです。

レンジ下限で買って、上がらずに下がってもどうせ買い増すつもりなら放っておいてもいいですし、そもそも10年単位の長期では些細な値幅かもしれず結果オーライ。

上がったらイフダン本来のうねり取り成功ですし、ポジションは解消されても元々待機資金のつもりですから問題無いでしょう。その資金でまた同じ事をすれば良いだけです。

要するに上がっても下がっても個人的には問題ない。いやむしろリピートイフダン失敗するだびに少しずつポジションが強制的(?)に増えていくので、タイミングを待っていているうちにエントリーせずに何年も経ってしまった、と言う事態よりも良いかもしれません。

スグに結果が求められるプロが取れる戦略では無さそうなのも、長期での資産形成が目的の個人には都合のいい点でしょう。

2018/03/12

フルポジ病

このブログは基本的に自分用メモなので自分が分かっている事は丁寧に説明しないワガママな記事が多い。

そんな個人メモをチラ裏でなくブログにするのは見た人からたまにフィードバックがあるからだが、情報を得てばかりもどうかと思うので、今日はこれまで書いたことのなかった自分の投資方針を書いておこうと思う。

と言うのも、当ブログを長期的にウォッチしている人もいるらしく、そういう人にとってはココで公開しているポートフォリオやら売買情報も、管理人の投資方針が不明なら参考にしようがないのではないか、とふと思ったからだ。

では早速書いていこう。


まず前提だが、年齢は40代、投資以外にも収入はあるという設定だ。運用規模はお察しの規模で合ってると思う。

投資先の理想は株式へのフルインベストメントだ。

ここで当ブログを長く読んでる人は、あれ?現金を多めに保持する主義じゃないの?と思うかもしれない。
確かに今のポートフォリオでは現金比率が高いが、自分はもともとは株式全力派なのだ。

実際リーマンショックから暫くはフルポジだった。下のグラフはJPYベースの投資履歴だが、2008年から2011年くらいまでは投資比率(水色の部分)はほぼ100%なのが分かると思う。



このフルポジだったポートフォリオに現金が発生する主な原因は以下だ。
  • 真水と配当の入金
  • 安く買った株が上がってしまい「ちょっと今の値段は高すぎるなあ」と思って売った
  • 安いと思って買った株が実は毒キノコで慌てて吐きだした(GEとかw)

こうして出来た現金の魅力的な投資先がいつもあればいいのだが、無いとそのまま貯まってしまい機会損失にも繋がってしまう。

それは分かっていたのだが、どうせ景気なんて7年くらいで循環するし、あと3、4年待って不景気になった時に現金は全額突っ込めば良くね?と思ったのが2011年頃の話・・・。



それから時は過ぎ去り2018年・・・ 


7年待ったけど、全く不景気にならないんですけど?

 
長い、長すぎるよ!いつまで待てばいいんだよ?(;´д`)

 
もう我慢できないよ!助けて!!!


アカン、、、今にもフルポジしたくてたまらない病に罹ってきている...

自分がフルポジしたらフラグかもしれん。。。


2018/02/18

バークシャー株と私

最近BRKを購入しました。初めてです。まだほんの少しですが、ポジションを持つと決算も注意して見るようになるので、1単位でも持っておくのは良いことだと思います。

ところで私が最初にBRKの購入を考えたのは確か株価8万ドルくらいの時で、為替も90円くらいだったので今調べたらリーマンショックの少し後だったようです。
当時買うのに必要な費用は日本円にして1単位で720万円ですから、今からすると激安(現在は3000万円以上)ですが、当時としては高いなぁと思っていました。

購入しようと思ったのは、もともと私はQ先生の利己的なブログが面白くてファンだったのですが、バフェットはそのQ先生とは真逆なタイプながら実績はQさん以上ということで、当時はもうバフェットを中心に研究していたのでした。

そのバフェット自体をファンドマネジャーとして雇えるなら720万円くらい出しても良いのではないかと思い、購入方法がないか探していました。
今はネット証券で簡単に安いB株を買えますが、当時は取り扱っているところがなかったのです。

唯一、野村の店頭対面取引でA株を購入可能というところまでは分かったのですが、為替手数料と売買手数料で2%くらいという法外な(笑)手数料を聞いて一気にテンションが下がってしまいました。だって手数料だけで片道15万円ですよ、それをあの野村にあげるの?とw

そしてテンションが下がるとハタと客観的になるもので、バフェット目当てに投資するならバフェットが死ぬまでしか投資理由が無いことに気付きました。
当時既にバフェットは高齢でしたから、今後10年20年という長期投資には耐えられないだろうと思い、結局購入は見送りました。

結果的にバフェットはまだご存命だし、株も上がったので購入しなかったのは失敗だったのですが、最も失敗したのは株の世界ではカリスマの急逝は上げ要因だということを知らなかった事です。

Appleのスティーブ・ジョブズや任天堂の岩田社長が亡くなった後も株は上がったように、こういう例は結構見ます。
これはおそらく、そういうアノマリー自体があることもありますが、基本的に株式市場というものは新情報が大好きで、何か新しい時代が来るぞとなるとすぐワクワクしてポジティブに考えるお調子者さんなようです。

それと、カリスマを失った直後は残された経営陣はカリスマの路線を継承しつつ、ややリスクを落とした守りの経営をするように感じます。すると、カリスマ亡き後2、3年は一時的に費用が減り利益が増えるのではないかと思っています。

しかしその後、やはりイノベーション力は落ちてしまい、過去受けたリスペクトには及ばなくなる可能性もあるのですが、それが顕在化するまでには年単位の時間がありますので、仮に投資していても逃げる時間は十分なのです。

バフェット自身も自分が死んだらBRK株は上がるだろうと言っています。BRKの場合はバフェットがコングロマリットを維持する方針のため株価はディスカウントが入りますが、バフェットが亡くなれば事業をバラ売りするかもしれないため、付加価値がつくためです。
さらにバフェットは最近隠居モードに入っていますので、そもそも影響は少ないでしょう。(バフェットプレミアムは無くなってしまいますが)

以上の理由から、今はカリスマが亡くなったらどうしよう、ということを考えずに投資してますので、ソフトバンクも買えるようになりました。



ちなみにBRKの購入に行くはずだった兵隊はどうなったかと言いますと、半分はGoogle に、残りはアリババと中国の高配当株に出兵してもらいました。

特にGoogle は当時の買値からすると今は数倍になっているのですが、途中で株の税率が20%に増税(リーマンショック後は一時的に10%というバーゲン税率だった)されるタイミングで売却してしまいました。これも失敗でしたね。

さらに高配当株の分をテンセントに進撃させなかったのは、今も悔やまれる過去10年で最大のミスでした。高配当株なんて普通の時に買えばよくて大混乱時にはそれを売って成長株を買うものです。成長株はそんな時しか安く買えませんから。
バフェットもリーマンショック時に固い配当株を売って暴落した金融株とか買っていたようです。


2018/01/17

家電は高いが得をする

先日ツイッターを見てたら家事年収シミュレータなるネタが流れて来ました。
オモシロそうだったので自分と奥さんでやってみたら、自分が104万円、奥さんが110万円でした。

でもあれ?ちょっとおかしいぞ?確か「逃げるは恥だが役に立つ」で新垣結衣が家事は年収304万円相当なんです!と言ってたよな。
すると304ー(104+110)=90の、90万円分はどこにいったんだ?

そう思って内訳を見てみたら、なるほどこれか!という原因を発見しました。
我が家では洗濯と食器の片付けの分が少ない。家には食洗機とドラム式洗濯機があるので、こいつらがかなりの部分の家事代行をしてくれていたようです。

その次にでかいのが、徒歩1分でスーパーに行ける立地。これのおかげで買い物にかかる家事年収がかなり減っています。つまり多少家賃が高くとも立地の良い場所に住むのは経済的に合理的ともいえるでしょう。

その他ディスポーザーやコードレス掃除機など、便利な家電くんたちにより年収90万円分の家事が減っていたようです。全部で40万円もしない機械が年90万円分も働いてくれるならお買い得じゃないでしょうか。

もっともガッキーみたいな家事代行さんが来てくれるなら、みんなコスト無視で1年1000万でも大喜びで払うと思うけどさ


2017/12/31

ビットコインの崩壊を考える

ビットコインですが、これはよくよく考えたら日本が世界の中心と言う、かなり珍しい投資対象ではないかと思います。

株はNYダウが下がった→日経が下がる、ということはあっても基本逆はない訳で、これはつまり米国が株のボスで、その他は舎弟という関係なんでしょうか。日本市場なんか最近は上海が下がったら一緒に下がったりして、本当に寂しい限りです。

為替についても基本はドルの都合が大きいです。例えば日本と米国が同時に同じだけ(利回りベースで)金融緩和したら、まずドル安になるんじゃないでしょうか。

商品については石油と金がメジャーですが石油は最近はシェール革命で米国も存在感が大きいですし、金も備蓄量は米国が8000トンでぶっちぎり1位です。ちなみに2位はドイツで3000トン、3位がIMFの2800トンです。日本は9位の700トンです。

債券については言うまでもない事ですが、米国債こそ正義でしょう。その他軍事力もぶっちぎりで米国が1位ですし、金と暴力を抑えて、まさに世界は米国無双。

そんな中、ビットコインは取引通貨の1位はJPYですし、もっと言えばビットフライヤーがその中でトップですから、そこに口座を持ってリアルタイムに情報がとれる日本人であることは、かなり優位な環境であり、こりゃならやらなきゃソンかと。



ところでこの新しい投資対象、食べてお腹が膨れるわけじゃないし、ゴールドのような工業的な利用価値もないし、今のところ便利に決済手段としても使えず、金利がつくわけでもない。

今はただ一部のコミュニティでは価値が認められていて、かつその価値が過大に評価されている絵画のようなものかと思います。
将来的に決済手段として確立すればダイヤモンドやゴールドのようなコモディティに近くなるかもしれません。

しかしながら今はバブルと思えるほどの高値ですので、古今東西のバブル崩壊のきっかけを調べています。

歴史に学べば、それは売り手の一定数が「あれっ?もしかして買手いなくね?」と不安に思えば、それだけで崩壊Goみたいです。

チューリップの時はペストが流行して人々が外出を控えた結果、取引所が閑散として売り手に不安が広がったのがきっかけ、という説もあるし、日本の土地バブルは総量規制から崩れだしました。

ビットコインがバブルだとするとまだ先は有る可能性は高いですが、上げで儲けるのは自分にはもう無理と思うので、下げの片道だけでも少し遊んでみようかとチャートを見て研究しています。

私はいろいろあって、基本的に価値の担保が希薄なものへの投資はチャートしか見ませんが、歴史に学んでこれから起きる事象が売り手の不安を呼ぶインパクトがあるかどうかを考えていきたいと思っています。


2017/11/14

自分に向いてる投資本は人それぞれ

昨日の話の続きですが、じゃあ危険だけど投資にチャレンジしてみよう、と思ったとします。
すると問題になるのは教科書選びです。

クルマの運転の教本の内容はまあ正しいですが、巷で売ってる投資本は嘘だらけなのです。いや正確に言うと自分にとって正しい投資本以外は嘘本、という所でしょうか。

世間を見ていると成功している投資家というのは不思議とその人に合ったスタイルでないと勝てないようなのです。

売りが得意な人は買いではどうも負けますし、チャート命のスイング投資家に長期投資をやれと言っても余計なお世話なので、そういう人達にバフェットとかインデックス投資の本を薦めても無意味というものです。

これは投資手法の優劣というよりは、当人の性格が多分に影響するのではないかと思っています。

すると全くの初心者が自分にあった投資本を探そうとしても、そもそも自分がどういう投資スタイルが合っているか分からないので、全く五里霧中ということになります。
それでも投資道に突き進むなら、ほとんど全てのスタイルを試してみる必要があります。

こんな状態から入る訳ですから、自分に向いたスタイルを見つけ、さらに安定して利益まで出せるまでになった投資家は、相当なドMの変態と言えるんじゃないでしょうか。

私の場合はモチベーションでなんとかこの困難を乗り越えましたけど、かなり犠牲も払った気もします。

今でもふと「これで良かったのか?フツーに酒飲んで、同僚とグチっていた方が楽しかったのかもな」と思うことがあります。


まとめると、初心者だから教科書が欲しいのに、正しい教科書を選ぶのには相当な知識が必要というのが投資における最大の関門です。

これから投資を始める方は、自分に合っている投資本は人によって違うので、まずは広く浅く気楽にトライしてみるのをお薦めします。そういう意味ではビットコインの短期投資とかでも全然OKだと思います。

ただし、試しにやる時はごく少額でやってみる事だけはどうか守ってください。

2017/11/13

投資は危険物


投資はある意味、危険物です。クルマのようなものだと思います。

クルマはうまく使えば早く目的地に着きますが、予備知識なしに運転すれば事故ります。
そのためクルマの運転には免許が必要ですが、自己資金の運用には必要ありません。

それで予備知識なしで投資して致命的なダメージを被るチャレンジャーが続出するので、身近でそういうのを見た人は「投資=危険」という固い信念が出来上がります。

結果的に世の中はクルマという便利なモノがあるのに、頑として自分では運転しない人だらけのような事になるわけです。

でも、それだけならタクシーやバスを利用すれば文明によるベネフィットにはあやかれます。
しかし日本においては投資におけるタクシーやバスにあたる「投資信託」は、ユーザーが受け取るベネフィットとほぼ同等の手数料を要求してくるので、ユーザー側にあまりメリットが無いのです。

そのため一旦は投資に興味を持った人でも大体この辺までの経験すると「やっぱり投資はやめよう」となってしまうのではないでしょうか。

インデックス投資家はそこを乗り越えて、手数料<ベネフィットとなるバスを見つけた人でしょうか。

個別株投資家はもっとマニアックで、改造車を作って自分でレースに出て喜んでいるようなクルマオタクですかね。

文明の利器を頑なに拒んで歩くもよし、ぶらりバスの旅を楽しんでもよし、改造車で事故ってもよし、です。

2017/11/09

クソ株界の超新星・GEは買いか?見送りか?

米株個人投資家の間でホットな銘柄・GE。自分も保有するこの株が、直近ダダ下がりしてクソ株化してしまった。今では減配とかダウ平均から除外とかいう話まで出ている始末。

GEの不調は9月ごろから何となく感じていたが、仕事にうつつを抜かしているうちに損切り機会を逸してしまった。それでどうしたもんかと悩んでいたところに、タイムリーにもZAIオンラインにて米国株投資家の間で有名人?の広瀬氏による詳細記事の寄稿を発見。ありがたい。

さっそく確認すると意外にもポジティブな内容。GEの復活は意外と早いだろうというものだった。
広瀬氏ほどの人が言うことなら取りあえず数字に関しては丸呑みしても大丈夫だろうし、見解もまあ客観的だと思うので普段なら安心してホールドを決め込むか、買い増しに出動する場面だが…実は今回はちょっと引いた。

私は記事中の「凡ミス」というワードに只ならぬ違和感を感じザワザワしてしまったのだ。

私の基本スタイルは急落した株を拾うことだが、同じ急落でも垂涎ものもあれば、臭すぎて距離を置きたくなる場合もある。

私にとって良い急落とは、ズバリ外部要因のとばっちりを受けて下がってる場合だ。
例えば不景気で不可抗力的に業績悪化して下がってる場合がそう。
また、会社には何の落ち度もないが大株主の都合による需給要因で下がってる場合などは最高。アリババを購入した時がそうだった。

一方、臭い場合とは内部要因で下がってる場合で、事業が陳腐化してきてるのに有効な対策が打ててないとか、経営効率がなんか下がってきたとか、そう言う系だ。

今回のGEはもちろん臭い方。特に広瀬氏の記事中の「凡ミス」というワードが私にとってクサすぎる。

というのは時価総額が50億円程度のマザーズ銘柄ならともかく、数兆円クラスの巨大企業で本来は凡ミスなどは起こらないものなのだ。

そこそこ大きな企業で働いた経験のあるビジネスパーソンなら分かるかと思うが、巨大な組織で1事業部門の長となる人物は基本的にはデキる奴だ。そりゃ社内ではいろいろディスられてはいるだろうが基本的にはあまりミスしない、打率の高い人物。

さらにその部門長を支える優秀なスタッフもおり、万一ボスがミスりそうになっても被害が出る前に的確な情報提供と提案を行なってカバーする。

組織が機能してる会社とはそういうもので、そもそも「凡ミス」というのは起こらない。そうでなければ会社なんて10年も持たない。

良い会社でも未来のことは誰にも分からないので事業で失敗することはあるけど、必死に考えた末の失敗は「凡ミス」とは性質が違うものだろう。

それに引き換え今回のGEはどうか。これは失敗に対するフェイルセーフ機能が弱まってるのではないか。こういう場合は東芝の如く次から次へと悪いニュースが出てきやすい

もっとも「凡ミス」とは広瀬氏の個人的な見解であるので、当事者からしたら実際は事情が違うかもしれない。

ただこれだけ外部環境が良い中で経営指標が悪くなっている訳だし、やっぱり「凡ミス」という見解はそう見当外れでもないだろう。


2017/09/17

株は猿か犬のように買え

株を買ったとき、自分は誰から買ったのか意識することありますか?私はあんまりありません。

普段のお買いものでは売り手買い手は通常は1対1です。しかし株では何かを買う時に、売り手側には複数の思惑が入り乱れているはずです。

仮に今日ある銘柄を1000株買ったら、相対したのは500株はプロのファンド、300株は短期トレーダー、200株は現金が急に必要になったインデックス投資家かもしれないのです。
こんなので勝とうとしたら、普通のお買いものより難しいに決まってます。だって全員勝とうとしてるんだもの。


さらに為替はもっと難しい。

株はほぼ全員が儲けようと思って取引してるだけマシで、旅行者や貿易決済で為替取引する人は儲けようなんて考えないで取引しているでしょう。

こういう儲ける気がない人達の行動は、心が汚れた腹黒い人にはまず予想できません。
犬のように純真な心による取引の前には腹を真っ黒にしている山師や秀才は、大抵はやられます。特に大きく張った時ほどやられます。

これに対抗するには、もはや自分も心を綺麗にするしかないのではないか、と私は思っています。

結局、株なんてプラスサムの価値創造分程度しか最初から利益を期待せずに、優良企業をアホールドするのが一番手間に対する効果が高いんじゃないでしょうか。


追記: 普段は思惑が入り乱れていますが、これが揃うときがあって、それは暴落時です。売り手のほぼ全員が「つらい、とにかく今のつらさから解放されたい」と思っている時です。こうなると少し簡単になりますので、私は暴落が大好きです




2017/04/14

四季報の情報

日本人の個人投資家にとって言わずと知れたバイブル、四季報。
四季報には無駄な情報は一切載っていません。

私も日本株がメインだった頃は必読の書でしたが、株を初めて最初のころは四季報のすごさが分かっていませんでした。
しばらくしたのち、これがいかに究極に情報を濃縮したすごい秘伝の書かということが分かりました。

たったの半ページに芸術的なまでに厳選した掲載項目、単位面積当たりの情報粒度バランス、絶対必要な定性・定量情報、テクニカル&ファンダの必要かつ十分な指標と、まさに磨きまくった情報で埋め尽くされています。

それなのに当時の私は、見るところと言えば業績の履歴とコメントの部分ばかり。資本移動や株主構成、資産系の指標などは読み飛ばして株を買うこともありました。

しかし繰り返し断言します。四季報には無駄な情報は一切載ってません!

もしあなたが四季報に載っているすべての情報項目に同じだけの価値を感じていないなら、そのスルーしてる項目が株価に与える意味を重点的にググって調べる事をお勧めします。
そこが自分の株知識の弱い所だと言って差し支えないと思います。

そこをクリアーしたら、あとは四季報をパラパラ見ているだけで、調べる価値のある会社とそうでない会社が仕訳できると思います。

男女が交際する時は、お互い1時間くらいで相手の顔とスタイルと言っていることで、付き合う価値があるかどうかをバーっと判断すると思います。株で言えばここまでが四季報の役目です。

そうして興味を持った会社に対して、あとは有報を読んだりエクセルでガリガリDCFするなりして深くお付き合いして、それで納得いったら一応最新ニュースをチェックして、チャート的な大安吉日にめでたくご成婚(株購入)となる運びです。

四季報は詳しく調べる会社を見つけるのに最も効率の良い本だと思います。

2017/04/12

中学生でも株で1億円!?テンバガー株

最近の記事で株価が10倍になるテンバガー株に触れたので、ここで一度テンバガーについて考えをまとめておこうと思います。今回は短期間(1~2年)で10倍になる株の話です。

テンバガーの王道は、まず最初はダメ株クソ株と過小評価されていた株にある日突如として目が覚めるような業績向上期待が集まり、バリュエーション調整が起きることから始まります。

うだつの上がらない株が成長株として認識されてバリュエーションが調整されると、適正PERが変化します。

すなわち普通の株はPERは15倍がいいとこですが、成長株なら30倍でも普通なので、業績は何も変わらなくても、期待だけで株価はまず倍になります。

そしてその後実際に業績が倍になると、2x2で株価は当初の4倍になります。

ここまでくると人気株になりますから、上がるから買う、買うから上がる、と必要以上に買われてさらに2倍~3倍、つまりテンバガー達成です。



これを掘り当てる私のアイデアは、自分の得意分野と株の知識の両方使って、初めて捕まえられるというものです。
ポアンカレ予想を解いた人のように、奇跡とは2つの分野が偶然にまじりあって起こるのです。

基本的に市場が気づく前に買わないといけないので、株オタクが毎日見てるような所に情報は落ちてません。

このブログを見に来るような株オタクな読者でも、株以外のオタクな分野というのがあると思いますので、そうしたジャンルでは一般の市場関係者よりも自分のほうがはるかに情報が早いはずです。

その中でこれはすごいと思うものを見つけたらチャンスです。初心者向け株本で、自分が好きな商品を作っている会社を買いなさい、とかいう話が載っていますが、それです。

しかしこれだけでは大儲けは出来ません。仮にそう思って先回りして株を買い付けたとしても途中で利確してしまい、ピークまでは持ちきれません。



ここからは少し株の知識が必要です。

その画期的な商品で、会社の利益がどの程度まで上がるのかを予想します。そしてこのくらいの営業利益だろう、というアタリを付けたら大体その十倍くらいの時価総額がターゲットになります。

あとはその時価総額を株数で割れば目標株価になりますので、最低限ここまでは我慢して持ち続けたいものです。実際には株価はオーバーシュートするのでそれ以上になると思います。

結構乱暴な目標株価の設定ですが、そもそもスタートが妄想の営業利益ですから誤差の範囲と言うものです。気にする必要はありません。

#ただ、ひとつだけ気を付けたいのは、ホールド中にちょっとでも前期比で成長率が鈍ったニュースリリースが出たら、それで一瞬で20%くらい株が下がったとしてもソッコーでブン投げて二度と近づかないことです。犯罪者みたいにノコノコ現場に戻ってくると捕まりますよw



最近だとミクシィとかガンホーとかの暴騰はスマホ中毒の中高生の方がプロの市場関係者を出し抜けた例かもしれません。

<参考:ミクシィのチャート>

<参考:ガンホーのチャート>

テンバガーは破壊力が半端なく、3回当てれば10万円が1億円になります。
株に年齢制限はなく中学生でも勉強して市場参加することは何も禁止されてませんので、さっさと1億円くらい儲けて有意義な20代を過ごしてください。

元中学生だったオッサンオバサンも次の暴落までテンバガーでも探しつつ、まったり過ごしましょう。ぼーっとしてなければ、他にもいろんな所にお金は落ちてるのに気づくものですよ。

関連記事:思い出の懺悔銘柄:2229カルビー
関連記事:思い出の懺悔銘柄:プロトコーポレーション

2017/04/11

配当株と無配株と税金

株には配当が出る株と出ない株があります。

しかし企業のフリーキャッシュフローは投資家に帰属するので、その会社が配当するしないに関係なく、投資家が得る価値は同じになります。

これを私の株の師匠が「配当とは自分の銀行口座から現金を引き出す行為」と表現してましたが、なるほど、まったくその通りです。

ただ、税のことも考慮すると配当はやや不利になります。

配当は税を強制的・定期的に払わされますが、無配の株は売るまでは支払いを引き延ばせます。
しっかり利益を出し続けている会社が無配ならば、株価は配当分をカバーする以上の速度で上昇していきます。

すると株をやっている限り損することはありますので、そういう時にたっぷり上がった無配株の一部を売って利益を相殺することが可能です。

その売る時に不景気や暴落で株価が下がってたらどうする!?という話もあるのですが、好業績の無配株は仮に途中で暴落とかがあっても、買値からすればまだ十分に高いことが多いんです。それに全部売る訳でもありません。

私は以前は高配当株は値下がりしにくいので、こちらの方がヤラレは少ないと思っていた時もありました。

しかし今は投資で生活する場合でも、ポートフォリオには高配当株にこだわらずBRKのような良い会社なら無配株も保有して、上がった株の一部を必要に応じて売却して現金化してもいいと思っています。

ただ資金量が少ない場合は一部売りできないし手数料の割合がバカにならないのでこの方法は使えません。

2017/04/03

30年後も通用する事業

株式で長期運用する際に保有株の事業が継続するかどうかは重要なチェック項目です。
しかし未来のことは分かりませんので、私はヒントとして30年前のことを思い出して今と比較してみることがあります。

今から30年前の1987年はどんな世の中だったでしょうか。

時代はバブル絶頂の2年前で、街ではコギャル(死語)がポケベル(死語)のメッセージをキツツキみたいに電話ボックス(死語)で連打してました。達人にもなるとすごい早さでビビりまくりでした。

そういえば町じゅうの公衆電話(死語)には電話帳(死語)と言われた分厚い雑誌が置いてあり、数万人分の個人名と住所、電話番号が載っていました。
もちろん女性のデータもばっちり載っており、今のフェミニストが見たら発狂するかもしれません。

翻って今はどうでしょうか。コギャルはJKとなって健在ですが、ポケベルも電話ボックスも電話帳もスマホの中に入って全部無くなってしまいました。

一方、まったく変わらない景色もあります。例えばマクドナルドでハンバーガーとポテトを食べながらコーラを飲む姿は変化ありませんし、ディズニーランドも盛況で変わりません。

他にも思い出すといろいろ懐かしいですが、当時を知らない人の場合はどうするかといいますと、その時代の映画などを見てみてはどうでしょうか。

バック・トゥ・ザ・フューチャーなどちょうどその時代に当たりますので、鑑賞して過去にタイムトラベルしてみると面白い。

そして映画の中にあるものを今と見比べるのです。するとペプシなど、ローテクなものはあまり変化ありませんが、テクノロジー関係は大きく事情が違うことが分かります。
現実が映画を追い越しているものもあれば、いまだ実現していないものもあります。

このようにハイテク関係の事業というのは非常に将来予測が難しく、衣食住に関するベーシックな製品はあまり変化ありません。

という訳で、株を買うなら消費やエネルギー、公共セクターなどが安心と言えるのですが・・・ここで終わらず、もう少し思考を続けます。

例えば、そんな強烈に変化する事業環境の中にあるハイテク企業において、数十年もサバイブして利益を出し続けているIBMのような会社もあるのです。ある意味こちらの方がすごいとも言えます。

そういう会社は時代に対応するDNAを持っている可能性が高く、しかもローテクよりも利益率が高いので、見つけ次第しっかり拾ってウォッチリストに入れるようにしています。


P.S.歌詞に「ポケベルが鳴らなくて」とか「ダイヤル回して」とか入ってる歌を今聞くと失笑ものですね。

2017/01/08

「高く買って安く売る」の実際

株で儲ける方法は誰でも知ってるとおり「安く買って高く売る」です。

でも今の株価が安いのか高いのかの判断はなかなか難しいので、実際に株が下がって世間がワーワー言いだした「異常事態」で買って、今みたいに上がるという人と下がるという人が両方いる「普通の状態」になれば売ればいいわけです。

そうは言っても世間がワーワー言ってる時は大抵は上がる見通しが全く無い雰囲気で、底も見えない状況ですので普通の感覚では中々買いづらいものがあります。

そこをなんとか勇気を出して買っても、そういう時は買ったそばからみるみる資産が溶けていきます。
私のようなちょっと頭のおかしい人はそれを見て「あ、買い時として合っているということかな?」と安心するんですけど、まともな神経の人なら1週間も耐えられず売ってしまうと思います。

なんていうか証券口座で自分の全資産の半分の含み損とか見ると、この含み損と年単位で付き合うのか、など考えだして酷い時は嘔吐したりします。
その結果、人は損切りという行動に出るのですが、それは「この場所から逃げ出したい」「楽になりたい」という気持ちからなんじゃないかと思います。

つまり株式投資では「安く買って高く売る」つもりで逆の「高く買って安く売った」という結果になる人が多いそうですが、実際は「高く買って安く売った」というよりも「安いと思って買ったけど、びっくりするほど下がってもっと安く売った」という方が正確なんじゃないかと思っています。(最初から高いのをわかって買った人は、傷が浅いうちに機械的に損切りできると思います)

私は長く株と付き合っていて下がった時にそれほど恐怖を感じずに買えるようになったので、安い時はそんなビビらずに買って大丈夫ですよと言いたいです。
が、そうは言っても実際こんなどこの誰が書いているか分からないブログの1記事を拠り所にして自分の全財産を投入できる人なんていやしないですし結局は自分で経験を積まないと大きなポジションは持ちきれません。

なので本気で株をやろうと思うなら、少しでも早めに大損の経験をしておいた方がいいと思います。

20代なら100万円でも大金でしょうから、そこで50万くらい損したら相当痛いはずです。そしてその後の株価の推移を追って大きな経験値を得られたら、たったの50万の損であれを学べたならバカ安だったと10年後には思えるはずです。
サラリーマンで退職金貰ってから投資を始めたら同じ経験値を買うのに2000万はかかるんじゃないでしょうか。



まあデイトレで1年で1億円達成した人とか、株始めてから負けたことない、とかいう特殊な才能をお持ちの人には当てはまらない話ですけどね。