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2023/09/22

投資本の読後感想「超実践! 順張りスイングトレードの極意 荻窪 禅 (著)」

久しぶりに投資関係の書籍を読みました。今回は日本の本です。

私のkindleには未読の投資関係の訳書がかなり溜まっているのですが、訳書は独特の読みにくさがあるので読み始めるのにどうしても気合いが要ります。

今はちょっとその重い腰が上がらないので、今回は和書を選択しました。やはり日本人によって書かれた本は読みやすいですからね。

初心者は読みやすい和書の中で良いものから読むのも一手でしょう。訳書には優れたものが多いのですが、読むのに挫折してしまっては元も子もないですから。

ということで今回手に取ったのはこの書籍。

超実践! 順張りスイングトレードの極意;損小利大がどうしてもできない人のために  荻窪 禅 (著)


これを選んだのはボラティリティによるトレンド判断に関する内容だったからです。

実は私は重要な買い場判断にボラティリティを参考にしています。私がこれまで主に見ていた指標はVIXで、これを参考にした投資は我ながら得意と自負している一方、長年課題も感じていました。

というのも私のこれまでの投資人生の中で超長期の3回の上げトレンドがあり、このうち2回は乗ることに成功したおかげで今があるのですが、裏を返せば一回は失敗したということです。

この失敗がなければあと2年は早くFIREでき、資産も倍になっていたかもしれないと思っているほどです。

成功したのはリーマンショック後のラリーとコロナショック後のラリー。失敗したのは2016年からのGAFA中心のラリーです。

この成功と失敗の違いは何かというと、成功パターンが暴落後のからのトレンド転換なのに対して失敗はヨコヨコからのトレンド転換という差です。そう、VIXを参考にしている限り、ヨコヨコからの変化は掴み難いのです。

また、ある程度資産ができた今となっては、VIXではヨコヨコからの突然の暴落から資産を守れないという課題もありました。

もちろん、今私がメインにしているインデックス投資とはそういった上げも下げも付き合っていくほうが結果的にまあまあよい結果になるというものですし、実際それがベターなのですが、これから起こりそうなことを予め予想できるという事は、実際に売買を実行するかどうかに関わらずメリットは大きいと思います。

例えば事前にある程度下落が予想できるなら、どちらにせよ生活費として取り崩す予定だったのを早めにやっておくとか、売らないまでも少し買い増しするのを停止しよう、などさまざまな対応ができます。

本書はまさにそんな私のニーズに合致したというわけです。

ちなみに、ボラティリティはチャートを元にしたものですが、チャート由来のテクニカル指標に関してこれまでの私の基本的なスタンスを述べておきます。

まずテクニカル指標は単にそう信じている人が多ければ多いほど本当にそう動く、という面があります。そこに動意の根拠はなくとも構いません。

極端な話、単にテスタさんが買ったせいでチャートが動いたら、その動きを根拠にトレードするトレーダーが集まってきて、本当に相場になる、ということも起こりえるのです。勿論、長期的には実需がトレンドを作り仮需がボラティリティを作るので、それはごく短期で終わるはずですが、それでも一時的には実際に株価が動くことは事実です。

テクニカル指標はそういうものですから信者の数が一番大事なのです。現時点で米国株で一番信者が多い指標は、米国株で有名な広瀬隆雄氏によると50日200日移動平均線とのことなので、それが最も注目に値する指標であって、他の信者が分散している細かいマイナー指標は私はあまり利用価値を感じていませんでした。

その点トレンド転換点を示すパラボリックや、著者が推薦するボラティリティブレイクアウトは移動平均に比べるとややマイナーな部類に入るでしょうから、私個人の価値観では注目度はもう一つということになります。

この点について特にどうなんだろう?と念頭に読み進めていったところ、いやはや、これは自分の了見の狭さを痛感しました。

本書では盲目的にシグナルに従うのではなく、同じ指標でも短期・長期・市場を変えて何パターンも見て、さらに他の指標やファンダメンタルズまでも勘案して判断すると述べられています。

つまり、シグナルは「どんな時でも冷静沈着な優秀な部下」の助言として自分を自制するために利用するわけです。あくまで主体は自分なわけです。なるほど、言われてみれば当たり前なのですが、なぜこの点に今まで気付かなかったのか。それならばこういったテクニカル指標は見ないと決め打ちするのではなく、知っておくことでメリットがあろうというものです。

また、本書を読んでいてハタと気づいたのが、こういったシグナルを利用するメリットとして、市場の優秀なプレイヤーの間では当然とされているにも関わらず、自分が咀嚼できていないことに気づく、という事があります。

私が2016年からのラリーで置いてけぼりをくらったのも、私がアメリカの景気への疑問を持っていた横で、市場の優秀な人はとっくに不況のリスクは去った、というのが共通認識だったことになります。

チャートにはそういった市場の総意が現れてきますから、仮にチャートだけ見ていても何かの異常には気づくはずだったのではないか。

そう思った私は、さっそく本書で紹介されていたTradingViewというサービスでS&P500の当時のボラティリティブレイクアウトを調べてみることにしました。



上はその結果です。これを見ると2015年9月ごろには下げトレンドに転換。2016年の春過ぎには明確な上げトレンドに転換しています。

もちろん、このストラテジー作者によるバックテストで過去のチャートに最適化した結果、このような明確なサインになっているかもしれません。しかしそれを割り引いてもリーマンショックやコロナショックでもなかなかのサインを出しているように思えました。

従ってもし私が当時このボラティリティブレイクアウトを見ていたら、この明確なトレンド転換シグナルを見て自分に何かの間違いがあることに気づき、途中からでも大きなラリーに乗ることができた可能性があったのです。

また、今後にじわじわと下がり始めた場合でも、それが脱兎のごとく逃げだすべきなのか、いやいやまだ一時的な調整なのか、という判断の際の助けになります。少なくとも一部のトレンド転換がシグナルを出し始めた段階で、警戒モードに入ることはできます。

そのことで、自分の中で注意すべきニュースなども変わってきて、より精度の高い予測が可能になるでしょう。その上で実際の売買をするかどうかは、もう一段上で考えたらよいのです。

つまり本書で推奨されるボラティリティブレイクアウトを利用することで

  1.  自分が咀嚼できていない要因に気付くことができる
  2.  トレンド転換した可能性の警戒モードに入ることができる

というメリットがあるわけです。

また、本書はボラティリティブレイクアウトを利用したトレードを主眼に置いた書籍ですが、トレードにおいての鉄則は1にも2にもリスク管理(生き残り)であり、トレンドフォロー(順張り)です。

そういう基本も勿論述べられていますし、その他日本市場独特のクセやトレード時の心構え等、興味深い内容が多く、しかも読みやすいので初心者から上級者までおすすめできる内容となっています。


参考:S&P500のボラティリティブレイクアウト(SUPER TREND)

https://www.tradingview.com/chart/Y55vTAvk/?symbol=VANTAGE%3ASP500


2018/02/02

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく⑤-米株投資家は米ベビーブーマーのサイフか

米国は日本と違い、国民の間で株が資産形成の手段として定着しているので株が下がると国民は直接怒るし、国民を怒らせないように国も株が安定して上がって行くような政策を打ち出す。

そのため米株は上がる宿命ともいえるシステムが既に出来上がっていると言える。これは米株の魅力の一つだろう。

※ちなみに日本においても年金がさんざん株を買ってる以上ルックスルーすれば株で国民が資産形成しているのと同じだ。しかしほとんどの人はあまり意識してないのではないか。そのため株価とは自分の人生とは無関係なものという意識なんじゃないだろうか。 

さて、すると米株のアキレス腱は何かというと高齢化だ。日本よりはマシなものの米国の高齢化も大概で、著者は高齢化によって米国人ベビーブーマーが老後資金を取り崩す(=株を売る)と買い手がいなくなり、形成したはずの資産も絵に描いた餅に終わる可能性を警鐘している。

この解決策として著者は中国やインドの発展により、それらの国の投資家が新たな買い手になると述べている。ようするに中国人やインド人が米ベビーブーマーのサイフだと。

とすると米株に傾倒気味の自分なども米ベビーブーマーのサイフなわけですねw

日本の30代~40代は日本の高齢者のサイフでもあるから、この世代の米株投資家はもれなく世界のサイフだと。大変だ。

さあここで嘆いてばかりではいけません。この状況を打ち破るのみならず、逆に自分にとってプラスのアクセルにする方法がないか、考えるのだ。

私も答えは持ってません。


2018/01/31

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく④-金利と為替変動

FXをする人にとって金利が上昇→その通貨は買い、という事は常識だと思うし、経済ニュースでもよくそうコメントされる。

でも本書P268の外国株投資における為替リスクの中で為替レートは長期的にインフレ格差で決定される、とある。インフレ率が高ければ通貨は売られるのは購買力平価で言っても正しそうだ。

でもこれはFX界の常識と異なる。一般にインフレの場合は中央銀行は金利を上げ、逆にデフレなら下げるため、著者の話では金利上昇→通貨売りという現象が起きるだろう。

自分は低金利通貨の方が最終的には買われると以前から思っていたので、本書の内容は自分の意見と同様で少しホッとした。


これは、こう考えるべきだろう。金利上昇→通貨高というのは仮需においては正しく、しかも為替市場においては仮需の勢力の方が強いので、FX界のように短期投資家にとっては正しいと言える。

実需筋にとっては、慢性的は高金利はインフレ体質の現れであり、長期的に通貨安が見込まれる。

整理すると通貨にとって金利上昇は仮需にプラスだが、トレンドにはマイナス影響があるという事になり、FX界の論も、著者の論もどちらも正しい。

したがって金利要因による為替の影響は、自分の投資スパンによって戦略に組み入れたい。

本書のように10年以上の長期を想定した場合は投資家はシンプルに企業の価値だけを評価して世界中の企業へ投資すれば良いことになる。

外国株への投資は、デフレ国なら株価は下がるが通貨は上がり、インフレ国ではその逆になるので、効果が相殺されるからだ。

もっとも、為替変動には本当に様々な要因があり、その中で金利要因は大きいものの、それだけで全てを語ることはできない。

それならば以前Q先生が言っていたように、外国株への投資はその国の通貨で増えているかどうかが重要なのであって、自国通貨に換算して一喜一憂しないほうがいいかもしれない。


2018/01/26

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく②

今回は本書で言及されている配当再投資戦略について思ったことを書こうと思う。
結論を言うと自分はこの戦略は再現性が高いと思う。

そもそも投資家が企業の事業リスクを分割して引き受け、その見返りとして企業から配当を得る、という行為はそれこそ東インド会社から全く変わっていないことであり、これはバフェットの「時代遅れになるような原則は、原則ではない。」という名言を借りれば確かに原則に当てはまる。

そういえばQ先生も、その株が「気前よく配当をくれるかどうか」は重視している事を過去に繰り返し述べていた。仮にそれが成長株であってもだ。

当時の自分は「成長株なら無配でもいいじゃない」と思っていたが、Q先生が言いたいのはソコじゃないということが後で分かった。それは配当を出す企業は「まともな企業」の確率が高いという事だ。

もちろん無配株でも「まともな株」はある。事業が成長ステージで配当原資を事業に再投資した方が株主の利益となるという理由で無配としている株だ。

しかし無配株に中には単に全く儲かっておらず衰退期に入っている株や、コンプライアンスが働いてないクズ株も混ざっている。

無配株からそういう株をつまみ出していくには目利き力が必要だし、仮に出来ても残った「まともな株」は例外なくAmazonやgoogleのように株価が高い。

市場はそんなに甘くないので、このような株を買うと、まんま著者のいう「成長性の罠」にすっぽりハマりやすい。こういう株をバーゲン価格でお買い上げできるチャンスは、それこそリーマンショックのような時しかないだろう。

その点、企業が配当を出すという事は、経営者が株主還元する気がある「まともな企業」であると言うことの表れであって、Q先生はそこを見ていたんじゃないだろうか。
成長株であっても配当を出すことは、特に当時の中国企業のようにコンプライアンスが怪しい株への投資においては重要だったのだろう。

もっとも配当株でも急に大増配して株価を吊り上げ、ほどなく増資や株式交換とかいうケースもたまにあるが、そんな株には過去10年分も履歴を見れば引っかかることはまず無い。
そのため配当株の中から買う株を選んでいけばハズレを引く確率は低い。



そして四半期ごとに結果を求められる機関投資家などは配当再投資戦略のような気の長い戦略を取れない所も良い。

本戦略が市場の主要プレイヤーが実行できない戦略ならば、個人投資家にとっては市場を出し抜ける可能性がある数少ない戦略の一つであろうし、今後も相当な長期間にわたって有効に機能するのではないだろうか。

2018/01/25

「株式投資の未来」の読後感想をメモしていく①

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」を今更ながら読んだ。

有名な本なのに自分はなかなか時間が取れず未読だったのだがAmazonで買うもの無いかと「欲しいものリスト」を眺めてたところ以前登録した本書を発見、購入して読んでみた。
その感想を著名な本なので概略は他に譲り、それ以外に絞ってメモしていきたい。



まず本書は非常に平易に読める。読みながらエクセルを起動してガチャガチャ計算する必要は最後まで無かったし「バフェットから手紙」のように2度見3度見してやっと意味が分かったとか、しまいには5度見くらいしてもアメリカンジョークで結局わからん、ということもなく、スラスラ読める。

「バフェットからの手紙」などは読者のスキルであまりにも収穫できる情報量が変わるので、某所で有料の読み解き解説セミナーが開かれていたくらいだ。

その点本書の著者は相当デキル人物なのではないか。自身が高度な知識を持ちながらそれを平易に書くのは結構難しい事だ。
例えば276ページ。ポートフォリオの40%を国外企業にするべきだ、とあっさり1行で書かれているが、著者はこの数字を出すために、為替や世界株式市場のリスク・リターン等のデータを時間をかけて調査したはず。

でも、そういう苦労の過程はバッサリ端折って結果だけ書くのは想定している読者を思いやっての事だろうし、おかげで読者は心が折れずに読了できるわけだ。なので読者は難しいことは著者が代行して考えてくれているはず、と考え、安心して本書の内容を丸呑みして実行できるというものだろう。

むしろ半端に投資の知識がある玄人のほうが「何でこうなるの?」と興味が湧いてしまい素直に実行できないかもしれない。
自分は投資とは1円でも儲かれば良いと思っているので、損しなければアレンジして我流になってもまあ悪くはないと思うが、しかし結果的にバカになって著者の言う通り実行した初心者にリターンで負けるだろう。

さらに数十年間投資を実践しながら勉強を続けた結果、70歳くらいになって著者と同じ結論に達するかもしれない。


さて、その著者の結論だが、50%を世界インデックスファンドを買って、残る50%で「リターン補完戦略」を取るというものだった。

これは自分がこれまで断片的に本書について得た情報と少々違うものだった。これまでは著者は「リターン補完戦略」にフォーカスしていると思っていたが、それは少々誤解していた事が読了後分かった。


前置きだけで長くなってしまったので、肝心の読みながら思った点などは次回より何回かに分けて記事にしていきたい。

2015/12/02

あなたの才能は投資家向きですか

バフェットが投資の手の内をばらすことに対して問われた際「ゆっくり金持ちになろうなんて奴はいないよ」と一蹴していました。

これ、分かります。

人はそれぞれ違う才能を持っているので、正解のない問題に関しては同じ情報をインプットしても個々のアウトプットは違ってきます。だから手の内をばらしても完全コピーされる心配はないのです。

本当に情報を公開しただけで自分の利益が目減りするような投資手法を恒常的にしているとすれば、それはコンピュータの方が得意な手法で投資していることになります。

ところでこれを逆から見れば、師匠としている投資家の才能と自分の才能が全く同じなどということは無いので、いくら師匠を研究して真似しても、一生師匠の足元にも及ばないレベルどまりになる確率が高いと言えます。

ですから、投資を初めたばかりの頃は、いろいろな有名投資家のやり方を真似るところから入るのはアリだと思いますが、ある程度やって自分の心の師匠とする有名投資家が決まったら、あとはそこをベースに斜め上へ向かってオリジナルを目指すべきでしょう。

バフェットだって、最初はグレアムのやり方を手本としてソコソコ儲けていましたが、マンガーに出会って企業の成長性に目覚めると、彼独自のオリジナル手法を完成させて大成功しました。

さらに最近になってからは、金は出すけど口は出さないというこれまで長く守ってきた方針を覆し、経営に一歩踏み込んだ企業価値の増加の領域に入って来ています。あの歳になっても、まだオリジナルを進化させているのです。




これをもうちょっと広く見てみます。

人は多様性がありますので投資家、経営者・労働者としての才能を持つ人、いろいろです。

例えば労働者としての才能を持つ人は投資家なんかになろうとせずに、労働者をしている方が絶対得ですし、逆もまたしかりなのです。

労働者は資産面であまり優位に立てないから不幸かというと全くそんなことはありません。

そもそもお金の多寡は幸福度にはあまり関係がないのです。労働者としての才能を持つ人はそれを生かし、チームで仕事を成し遂げる喜びなどを極める方が総合的にはずっと充実した人生となるでしょう。



そこで、VIA-ISテストという無料の才能判定サイトがありますのでぜひ試してみてください。

登録するメールアドレスはデタラメで大丈夫ですし20分もあればあなたの才能がわかります。

あんまり深く考え込まずにフィーリングでどんどん答えればOKです。そもそもこういうテストは同じ主旨の試問を繰り返すことでデータの信頼性を高めているので、深く考えない方が正しい結果が出ます。

テスト結果は自分の才能が順に1~23まで出てきますが、23番目などは才能というかむしろ弱みと考えた方がいいでしょう。

参考までに私の結果も掲載しておきます。


トップ5結果
1.大局観 [知恵]

人に対して賢明な助言ができる。自分にとっても、また他の人にとっても納得できるような世の中に対する見方を身につけている。

あなたは自分のことを賢いと思っていないかもしれませんが、あなたの友人たちはあなたのことを賢い人だと思っています。あなたの友人たちはあなたの物の見 方に一目置いており、あなたに助言を求めます。あなたは他人にとっても、また自分にとっても納得のいく世界観を持っている人です。

2.スピリチュアリティ [宗教性、信念、目的意識]

より高次の目的や、森羅万象の意味について、一貫した信念を持つ。より大きな枠組みの中で自分がどこに適するのかを理解している。有意義な人生について信念を持っており、信念に基づき行動し、やすらぎを感じる。

スピリチュアリティを強みとするあなたは、より高次の目的や、森羅万象の意味について、強く一貫した信念を持っています。あなたは自分がより大きな枠組みの中でどこに位置するのかを理解しています。あなたは信念に基づき行動することで、やすらぎを感じます。

3.思慮深さ[慎重さ]

注意深く選択する。不必要なリスクは決してとらない。後悔するような言動はとらない。
思慮深さを強みとするあなたは、注意深い人であり、常に用心深く選択を行います。後になって悔むようなことを言ったり行ったりせず、慎重です。

4.自律心[自制心]

自分の気持ちや振る舞いをコントロールする。規律正しい。自分の食欲や感情をコントロールする。

自己調整を強みとするあなたは、自分の気持ちや振る舞いを自ら意識してコントロールする、規律ある人です。あなたは自分の食欲や感情をコントロールしていますが、逆に食欲や感情にコントロールされることはありません。

5.審美眼(美と卓越性に価値をおく)[畏敬、驚嘆、崇高]

人生のあらゆる領域、つまり自然から芸術、数学、科学、日常の経験に至るまで、そこに美や、卓越性、あるいは熟練の技を見出し、それらの真価を認める人。

審美眼を強みとするあなたは、人生のあらゆる領域、つまり自然から芸術、数学、科学、日常の経験に至るまで、そこに美や、卓越性や、熟練した技を見出し、それらを深く味わう力のある人です。

これを見るとなんか、私は投資家よりお坊さん向きのような気もしますが…

ちなみに私の最大の弱みは「チームワーク」でした。こりゃサラリーマンとしては完全に終わってますねw。私は良い労働者としては落伍者なんです。それでしかたなく投資を私のメイン事業にしているんです。



なお、この才能は幼少期に形成され、その後一生変わりません。なので20代の若い時にこのテストで自分の才能を知って、そこをフォーカスして磨いた人とそうでない人は、その後の人生に大きな差が出るでしょうから早めに受けておくことをお薦めします。

そして、そういう目的でやるなら、今回紹介したような無料のものではなく、ちゃんと数百万人のデータから分析された一番権威ある有料のものを受けるべきです。
この分野の最も有名なテストは下記の本に付属しているアクセスコードで受けられる、ストレングスファインダーというものです。


今回の話をもっと詳しく知りたい方はAmazonで「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」をご一読ください。初っ端からバフェットも登場しますよ。(アマゾンには中古で安く売ってますが、それはアクセスコードが使用済みなので中古は買ったらダメですよ)

2010/01/25

投資にゲーム理論

前々から読もう読もうと思いつつ、のびのびになってたゲーム理論の本をついに読んだ。

「ゲーム理論トレーニング/逢沢 明」


念のため書いておきますが、ゲーム理論とはテレビゲーム攻略法でもなく、ゲーム制作者向けのノウハウ集でもありません!

ゲーム理論は交渉や選挙や戦争など、相手がいる”ゲーム”を如何に有利に闘うか、ということを数学的に研究する分野で、特に国家戦略担当者や政治家、企業経営者に役立つ分野です。
投資家も、これを少しかじっておけば自分の持ち株の会社の戦略を理解できるので良いと思います。

で、感想は・・・これは面白い本でしたw。
とはいってもこの本、単に面白いだけで”ゲーム理論”という数学はまったく出来るようにはならないw。
でも、概念というか、ノリみたいなもの分かったし、投資に使うぶんにはその程度で十分なのかもしれません。

昔、株の本を読みこなせず仕方無く簿記三級を取った後、続けて二級の勉強をしていたら、自分は何も財務諸表を作りたいのではなく、読めればいいので意味ねーな、と思って勉強やめたことがあったけど、このゲーム理論も、株に使うだけならこの本読む程度で十分で、あえて数式をこねくりまわす必要はないかもしれません。

内容のほうは具体的かつシンプルなサンプル多数。

ゲーム理論の代表問題の「囚人のジレンマ」でどうしてお互いが裏切ってしまうのかをはじめ、「キューバ危機」「ナッシュ均衡」「選挙」「恋愛」「投資」「デフレ値下げ競争」「ベンチャーVS大企業」「先進国VS新興国」「国家VSテロリスト」などをテーマに読み物として充実。

これを読むと、例えばキューバ危機で米が先に「撃ったら撃ち返す」と宣言することにより、ソ連の「撃つ」という選択肢を封じる戦略や、auドコモ VS ソフトバンクの値下げ競争でソフトバンクの「他社が値下げした場合は即値下げ」という宣言がどういう戦略の下の結論だったのかが分かります。

株に直接関係しそうなトピックとしては、相手がどんな手で来ても自分の利得が常に最大になる点が存在するという「ナッシュ均衡」と、大負けを減らすことが実は一番の勝ちへの近道という「ミニマックス理論」。
これによると、結局株はインデックス投資しとけ、ということになりそうですが、実際、理論では絶対出ないような好成績を残してる人も沢山いるし、まあゲーム理論はファイナンス理論と同じく、物凄く”紛れ”が多いジャンルのようなので妄信は危険かも。

でも”ゲームの達人”になって、

徹底的に問題を分解し、
全ての選択肢を洗い出し、
相手の立場に立って先読みし、
ルールや論点を自分に有利にすり替えて、
時には相手の得意技をつぶすためにあえて不利な選択をし、
自己の利得を最大にする

というプレイで、小が大に勝ってしまうことも十分ありうることが爽快!
実際、戦国時代に相手の10分の1の兵で勝った武将もいました。

またこの理論で値切り上手になれば、家やクルマなどの大きな買い物をするときに「知ってて良かった!」となるかもしれません。

この本、自分はアマゾンで380円くらいで買ったのですが、2800円くらいなら出しても良かったかも。