2018/05/08

永久保有銘柄でリピートイフダン

主にFXで有名な戦略ですがトラップリピートイフダンというものがあります。
これはレンジ相場の下限で買って上限で売るシステムトレードで、感情を排除し価格変動の予想をしないことで、淡々と利益が積み上がるはず…と言う目論見です。

でも実際はレンジを抜けしたら価格は一気に変動するので、下離れしたらロスカットを置いておいても予想以上の損が出る事もあるし、上放れしたら折角の大幅な儲けチャンスをみすみす逃すので、あまり上手くいきません。

それで少しでも勝率を上げるため、一段階長期チャートで見て、トレンドによってエントリーの買いと売りを切り替えたらどうか、などと考えた事もありましたが、今ひとつピンと来ないので実験したことはありません。

ということで私はこれをあまりイケてる戦略だとは思っておらず、せいぜいアフィリエイターによるFX口座開設誘導くらいの利用価値しかなさそうと思っていましたが、最近これを余剰資金で永久保有すると決めてる株でやれば結構おもしろいかも…というアイデアが湧いてきました。

例えばBRKとかS&P500インデックスのような、ちょっと変なタイミングで買って含み損を抱えても暫くガマンしてればそのうちプラスになるような物でやる分には良いのではないか、というアイデアです。

レンジ下限で買って、上がらずに下がってもどうせ買い増すつもりなら放っておいてもいいですし、そもそも10年単位の長期では些細な値幅かもしれず結果オーライ。

上がったらイフダン本来のうねり取り成功ですし、ポジションは解消されても元々待機資金のつもりですから問題無いでしょう。その資金でまた同じ事をすれば良いだけです。

要するに上がっても下がっても個人的には問題ない。いやむしろリピートイフダン失敗するだびに少しずつポジションが強制的(?)に増えていくので、タイミングを待っていているうちにエントリーせずに何年も経ってしまった、と言う事態よりも良いかもしれません。

スグに結果が求められるプロが取れる戦略では無さそうなのも、長期での資産形成が目的の個人には都合のいい点でしょう。