そもそも私が米株に入れ込むようになった経緯は
リーマンショック前に中国株にかなり入れ込む
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リーマンショックでかなりの痛手を被る
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中国の大規模な財政出動などでわりと早くに回復
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投資資金もリーマンショックを上まわり、ほっと一息ついてさあ次はどうしようかと考えていたところ何かのきっかけであるアメリカ株についての本を読む
まあ本は確かにきっかけだったけれど、これに出会わなくても遅かれ早かれ米株に興味を持っていた事は間違いありません。
日本株目線で見れば米株はどれも財務諸表の数字がありえないほど美しく、米国は政治的にも軍事的にも強いし、今のところこれを超える規模の市場はない。なにより政治的に株価を継続的に上げていく仕組みがビルトインされているなど。
これらの情報はあらゆる方面から入ってくるので、さすがにどこかで引っ掛かったはずです。これらの米株投資のメリットは当分変わる気配はなく、これからもずっと米株が自分のメインであり続けるでしょう。
しかし最初に書いた通り、私は米株を本気で始めたのが2014年位からなので、まだ景気のワンサイクルさえ経験していません。したがって米株のクセというかノリもまだ習得中の身なのです。
特に最近理解が足りなかったと思い知ったのが米株の安定感についてです。
いや、もちろん過去のチャートや歴史から知識としては知ってました。だけど実際の行動が伴うところまでは至っていませんでした。
その理解不足が 1番わかりやすい形で出てしまったのが2017年くらいから金利が上がっていく局面でかなりポジションを圧縮してしまったことです。
これは過去に日本株や中国株で、ちょっとした市場の潮目の変化で大きく相場が乱れ含み益が消滅したり、場合によっては損してしまったような経験が抜けなかったためですが、米株に関しては安定感を信じて金利が3.5%程度になるまでどっしりとホールドするべき場面でした。
そういった意味では今の金利はまだ低い水準で、1度下がったとは言え株価を支えるためにガンガン下がっていくような雰囲気でもないので、もう少し相場の先はあるかもしれません。
と言っても今回のブル相場はかなり終盤になっている事は間違いないと思うので、ここで無理にポジションを取らず景気のワンサイクルを経験すると言う意味でもスルーも一手かもしれません。
しかしブル相場と言うのは、一番最後が一番上がるものなのです。もちろんその後下がるんですけど、上がる期間が長いと下がった後でも結局見送った時点よりかは高いことが多いのです。
その上がる期間と言うのも10年単位とかそういうスパンなので、うっかり見送ってると自分の人生の方が尽きてしまいます 笑
そういう意味では積み立て投資と言うやり方は米株に限ってはやっぱりいいですね。これはほんとにハズレを引きにくい買い方です。
しかし自分の場合は無駄に現金を余らせすぎなので、今から積み立てはやりづらい。でも米国市場の安定感がやっと腹落ちして理解してきた今としては、もう少しポジションを取る必要がある…と言うわけで、2020年の投資方針としては、割と小さいサイズながら最終的にこうありたいと思うポートフォリオの比率までは持っていこうと思う。
それが完成したとしてもまだキャッシュポジは40%はあるはずなので、もしその後に大きな下落を食らっても買い増しする弾はまだ十分にある。そうなった際にはあたかも粘土細工で骨格にペタペタ粘土を足して作品を完成させるが如く、楽しんでポートフォリオを拡張していきたい。
つまり骨だけは早めに作ろう、と言うのが2020年の目標です。具体的には小安い場面でVOO買い増していくことになるかなと思います。