株式の中長期投資はリサーチに時間をかければ成績が良くなると言うものでもありません。
これは能力が在るか無いかにはよりません。例えば、超優秀なソフトバンクGの孫社長は、片手間にやっていた大昔にはヤフーやアリババなどのダイヤモンドの原石を次々と見抜き、投資で驚異的なIRR(Internal Rate of Return、内部収益率)を達成していましたが、こんなに儲かるならとこれを本気でやることにして全リソースを投資に割いてから、今のところは逆に投資成績は下がっているようです。
また、ファンドマネージャー等も優秀な人たちが業としてがっつりと株のリサーチに多大な時間をかけていますが、結果ほっとらかしのインデックスに勝つのは至難の業です。
プロでさえこれなのですから、情報量の少ない個人がリサーチしたところでなおさらです。そもそも働いたことのある人なら誰でも分かってると思いますが、会社というものは社外秘だらけで、特に株価に大インパクトのある情報は一般にはかなり後でないと出せません。なので一番株価に大事な情報抜きで定量・定性分析しても。。。という感じです。
このように中長期の投資はどんなに能力があっても時間に比例して収益が上がるとは言いづらいと思っています。例外はバフェットくらいです。
これは私が思うに凡人は時間が無いほうがかえって物事の優先度が決めやすく、重要なところに目が行く(というか他を見るヒマがない)ためではないかと思っています。細かいところ見る時間があればあるほど迷いが生じて判断ミスを生むのです。
人間ヒマがあると余計な事をしだすもので、定年退職したサラリーマンが老害化したり、仕事の無い人がネットでヘイトや誹謗中傷を書き込んだりしだすようなものです。時間が無ければそんな事する人じゃなかったのに…という感じですね。
ということで、もし今投資に割いている時間で十分に結果が出ているなら、あえて専業になる必要はないと思っています。むしろ専業になった暁には投資にかける時間を以前と同じ範囲にする努力が必要になるほどです。
もちろん今結果が出ていないなら、まだまだ勉強が足りないのでもっと時間を割いたほうがいいかもしれませんが。
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