最近あるマンションのモデルルームに行き、価格表を見せてもらって驚きました。1フロアごとの価格差がでかい!その差なんと100万。
過去に見てきたマンションでは1フロアUP=30万UPくらいで、これが普通だと思っていましたので、一体どういう事だ??と大変困惑。
よ~く見ると、1F~5Fくらいまでは1フロアごとに100万高くなっていき、それ以上は段々と普通の価格差になっています。
んん~・・なんじゃこりゃぁ?
しばし呆然とし、そうか!と一つ仮説を思いつきました。
たぶん営業側としては、広告等で(3LDK75平米○○○○万円~!)というのはなるべく安く打ちたい。しかし一方で周囲の物件も高騰してるし、なるべく1棟での儲けは最大化したい、というジレンマの結果ではないか。
つまり1F~5Fで早めにベースアップしてしまえば、最低価格は低く抑えつつ、それ以上の階は矛盾なく高価格を付けることが出来、1棟全体としての販売総額は大きくなります。こういう戦略じゃないでしょうか。
営業トークとしても電柱や周囲の物件の屋根を抜けると高くなるというのは説得しやすいハズ。客が過去の相場を知らなければですが。
販売はとりあえず客をモデルルームにまで引っ張ってくるのが肝なんでしょう。ネットでも離脱前の最初のPV数は最も大事な指標ですよね。それと同じです。
モデルルームに来させる事さえ出来れば、あとは技で麻痺させて(笑)ハンコつかせるのが営業の仕事です。
クルマも同じで、トヨタ商法なんかモロそのやり口です。ベースのモデルは安いんですけど、普通に要る装備を足していくとあっという間にオプション代50万円くらいの見積もりを持ってこられますw
50万なんて普段ならみんなビビる額ですが、車の価格だとベースが百万単位なので、ディーラーで頭が茹で上がってる客は感覚が麻痺して判子ついちゃうw。車載地デジなんて10万くらいしますもんね。冷静に考えたら今時iPad miniくらいのテレビに10万も払うかっつーの。いらんわ。
さて話を戻します。
もしさっきのマンション仮説が正しいとすると、高層階の住民が低層階の住民に大幅に補助してる構図になります。客同士で購入費を補助しあうという、なんか昔の携帯の販売方法みたいな匂いを感じますが、いかがでしょうか。
また一般にマンションでは広い部屋の坪単価が高くして狭い部屋の分を載せています。要は「持ってる奴からしこたま取れ」ということですから、一番コスパが悪いのは同じマンションで最も広いプランの最上階、ということになります。
こういう値付け今に始まったことではないですが、最近はその振り幅が以前より大きくなったように感じています
松本大の吉野家のうな丼の話も面白かったし、株をやっていると敵の魂胆というか、世の中の仕組みの深読みを息を吸うようやるクセがつきます。ようするに疑ってばっかり。
そして、これが株をやると性格がねじ曲がっていく要因の一つなのです(笑)つまりたぶん、松本大もきっと僕らの仲間、似た者同士の大へそ曲がりに間違いありませんw
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