2006/09/15

賢明な戦略

ミクシィが上場しました。市場で前評判通り高値をつけてます。営業利益9億円ほどに対して時価総額は2200億円で、まあ普通ではありえないような将来利益を織り込んでいますが、この例からも、株は何年分の利益を織り込むかは上限がないということを再認識させられます。


逆に下がるほうはといいいますと、よほど売り込まれても財産価値の約2分の1位までと下限があります。
普段全然人がいないような閑散とした小型株でも不思議なほど抜け目なく見てる人は必ずいて、この辺まで下がるとそういう「わかってる人」が買いに入ってくるので下がらなくなるのです。


そう考えると、株で儲けるには上昇トレンド中に勢いに乗って割高承知で買いで攻めるか、下限付近で買って我慢、という戦略もアリでしょう。これを逆に考えると、やってはいけないのが上昇トレンド中の空売りと一相場終わった後の下落局面での「値ごろ感」という買い。これは「高値覚え」なだけでまだ割高範囲のことが多いのです。


結局大事なのはまずはやってはいけない罠を除外することです。その上で、それ以外の方法、アクティブな人は勢いに乗って買い、そうでなければ下限で拾うというような戦略を考えるのが賢明です。

ただし、アクティブに攻める方は知識は要りませんから誰でも可能ですが、高値覚えの買いを避けるのと下限で拾うのは株主価値というモノサシの理解が必要です。


本来は両方駆使したいものですが、誰でも出来る方法はいつ「曲がる」かという恐怖に耐えなくてはいけないのと、誰でも出来る方法で儲かるほど株は甘くないような気がしますので個人的にはそうでない方法の方がなんとなくいいような気がします。

特に高値覚えの買いを避ける技術は大損が無くなりますので強力な守備といえるでしょう。スポーツもそうですが守備が完璧なら最悪「負け」はないのです。



2006/09/03

複利のマジック

アインシュタインが「人類最大の発明は何か?」 聞かれて「複利だ」と答えたのは有名な話です。
複利とはどのようなものかはほとんどの人が知っていると思います。
「複利とは・・・利子が利子を生む仕組みです」
とまあ普通の人だったら答えられると思います。
しかし、これがどれほどのパワーを持つのか?という核心については意外に知られていないような気がします。
例えば100万円で20%の複利だったら、1年後には120万円、2年後には144万円・・・と言う具合に増えていきます。
当たり前すぎて何も感じませんね。しかし、あなたは試しにその後の計算をしたことがありますか?
ここでちょっと続きを計算してみます。


3年後・・・172万
4年後・・・207万


となります。4年たったら2倍になりました。普通の人ならここまで計算すれば「4年で2倍なら8年で4倍、16年なら8倍くらいだろうか」と予想できると思います。
でも今の時代、本屋に行けば「デイトレで100万が1年で1億に!」とかいう本が溢れています。そういうのを見飽きている我々にとっては堅実ではありますが、イマイチ夢がないですね。
でもまあ計算を続けてみましょう。


5年後・・・248万
6年後・・・298万
7年後・・・358万
8年後・・・429万
9年後・・・515万
11年後・・・619万
11年後・・・743万
12年後・・・891万
13年後・・・1069万


13年後には1000万を超えました。しかも最初は1年で20万くらいしか増えてなかったのにこの頃に来ると1年で100万も増えています。ついに利子が利子を生む力が効いてきました。普通の人のべたな考えは間違いだったことに気付きます。
この後はどうなるのでしょうか。


14年後・・・1283万
15年後・・・1540万
16年後・・・1848万
17年後・・・2218万
18年後・・・2662万
19年後・・・3194万


たった6年後には2年で1000万増えています。すごい増え方です。ここまで来ると複利がいかに破壊力を持っているかが分ると思います。
この後、26年後にはなんと・・・


1億1447万に!


ついに1億を超えてしまいました。これこそが複利の本当の力です。雪だるまの芯がひとたび出来たあとは爆発的に増えていくのです。ウォーレン・バフェットも金持ち父さんも、成功の秘訣は全てこのパワーの有効利用なのです。ご理解頂けたでしょうか?


さて、ではここでもう少しリアルなケースを考えて見ますか。


現在、米国30年債の利回りが5%位ですがこの利回りだと1億3000万円あれば税引き利息収入が年500万円を超えます。
年収500万円とは多くはないが、まあ贅沢しなければ普通に生活できる水準であるとはいえます。
金利だけで生活が成り立つと言うことは経済的自由度を持っているということであり、好きなときに休んで、やりたい仕事だけを自由に選んでする生活、それが出来るということです。

今現在1000万円の貯金があって、毎年200万程度貯金しつつ複利20%で運用すると、そういうを生活を手に入れるには何年かかるのでしょうか。計算してみると、約11年後です。意外とすぐですね!これくらいなら平均的なサラリーマンでも見れる夢じゃないでしょうか。


このように複利の本当の力についての知識は、それがあるかどうかでその人の人生に大きな違いが出てきてしまう、と言えるでしょう。