2015/08/22

真の買い場は10年で12時間しかありません


 最近、相場が荒れて来ていますね。

この急落がギリシャショックのような一時的なものなのか、それとも本格的なリセッションの幕開けなのかは現時点では分かりません。

ただ言えることは、本格的なリセッションは常に今のような状態から始まるということです。
通常、リセッションに入る時にずっと市場に居続けた「中の人」は次のような経験をします。



1.突然、取ってつけたような理由で(本当は根深い理由があるのですが、この時点では認識されていません)株価が下がり始める←Now!


2.現実に悪い指標が出始める。指標が発表される度にドッカンドッカンと株価は下がる



3.マスコミに「リセッション」という単語が出始める。このあたりで中央銀行による利下げなどが行われ、株価は一時的に持ち直したりしながら基本は下方向へ



4.突然、株価が大きく崩れだす。暴落は2~3日続く。その後数日、乱高下する



5.株価のボラティリティが下がってくる。悪い指標が出てもあんまり株価は下がらなくなる



5-1.(100年に一度)恐慌または社会体制が一変する事態に炎上発展。株も債券も「4.」の値段なんて可愛いものと思えるほど暴落する。戦争になる場合もある



6.2四半期連続でGDPが低下しリセッション入りが確定する



6-1.(おまけ)愛読していた投資ブログの9割が更新停止または閉鎖される。自分のブログのページビューも10分の1程度になるw


「1.」から「6.」までの時間は大体4~6か月くらいです。

フルインベストメントをするタイミングとしては、スイング逆張りの人なら損切りを前提に「1.」でも構わないでしょう。

ただ、待てる人、または超長期投資の人は「4.」が実現してからが確実です。
このタイミングはそんなに多くは来ません。一生で10回くらいです。

10回しかないの!?と思われるかもしれませんが「勝負の時」としては多い方だと思います。
徳川家康は天下を取るチャンスを何十年も待って、実際にチャンスが来たのは1回だけ、60歳近くになっての時でした。それでも出遅れることなく一気にチャンスを掴みに行っています。
60のジジイがあれだけ機敏に行動できるのですから、私たちが出来ないはずはありません。

それに比べれば10年に1回もあれば多い方ですので、チャンスが来たらボーっとしてないで必死に買ってください。

真の買い場は10年待ってもせいぜい12時間くらいしかありませんので、買う銘柄は既に決めていなければなりません。普段の銘柄研究は全てこの一瞬のためだけにあります。

また、仕事にうつつを抜かして肝心の株の売買に支障が出ては大変ですので「時が来た」と思ったら即、仕事は放りだして帰宅しないといけません。
会議中であろうが、納期が明日であろうが迷いなくバックレです。だってこの黄金の12時間の時給は100万円~1,000万円にもなるのですから。

この覚悟は完了済みですか?こんな場面でバックレたら人事評価が下がるかも・・・なんてスケベ根性が残っているようではダメですよ。なぜか大体において、大チャンスと仕事の忙しい時期は重なるもんなんです。

そうして買ってもその後1~2年はイライラさせられる事はあるかと思いますが、きっと数年後には報われるでしょう。人類は日々今日より明日をよくしようと思って働いていますので、天災ならともかく、人間が起こしたことは大概は克服すると私は信じています。

そしてその数年の間に、配当金でいつの間にか相当なキャッシュポジが貯まっているハズです。そのキャッシュは大事に取っておいて、次回の「4.」で再び全額ブッコミです。

このループを10回、きっちり成功させたら多分バフェットとは言わずとも竹田和平さん程度の資産は得ているでしょうね。



私もブログが閉鎖しない程度にがんばります

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