2008/04/10

100億持っててもその投資する?

この前書いた記事リスクとリターンのお話の通り、常にリスクとリターンは表裏一体ということを考えると、貧乏人がいつまでたっても貧乏人で、金持ちがますます金持ちになる仕組みが見えてくる。

すなわち貧乏人はタネ銭がないので一攫千金(ハイリターン)をたくらむ結果、ものの見事に玉砕(ハイリスク)し、オケラに。

そしてたま~にハイリターン派から、たまたま上手く行った人が出現し(宝くじだって当たる人いますし)、そういう人の本に影響を受けた貧乏人がまた一攫千金をたくらんで・・・以下無限ループ。
そして貧乏人は相変わらず地獄の釜の底を這いずり回ることに。。。

一方、お金持ちはというと、もうお金余っているので、別に焦ってないし、まあ適当に増えてくれればいいか、という投資なので(ローリターン)本当に利益が実現して(ローリスク)ますます資産が増える。そしてそれが複利のパワーによって化け物のような金額になって行く。

こうして、両者の格差はますます広がるのです。

この悪循環を崩す有効な手立てはないものか!・・・と考えると、私はこれを避けるには、たとえお金がなくても、お金持ちと同じ思考ができるような訓練をするのが有効だと思う。

すなわち、私は何かに投資しようとした時、「もし資産が100億あっても、自分はその投資をするだろうか」と自問してみることにしています。

そう自問すると、私の場合はもし100億持ってたらシストレとかティック抜きとかは多分やんないと思います。

せいぜい債券の分散投資か、相当リスクをとってもガチガチのキャッシュフローの見込める株(2023/12/16追記 インデックス投資も含む)を買ってほったらかし、がいいところだと思います。

もっともBNFみたいに資産150億になってもデイトレしてる人もいるし、デイトレが趣味!と公言して会社サボって家でデイトレ三昧の東証1部上場企業の社長様も実在するらしいのでまあ人それぞれですが、そういう人は「実際に100億あっても、その投資をしている」のだから、それはそれでよし。

というわけで、訓練としては「もし資産が100億あっても、自分はその投資をするだろうか」という自問は効果あると、勝手に思っています。

そう自問して「その投資しないよね」と思ったら、それは多分、自分が本来するべき投資ではないのでしょう。



2 件のコメント:

  1. 江戸の隠居2008年4月10日 11:59

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    こんにちは。
    人に教えてもらって気がつく人、人に教えてもらっても気がつかない人、人の言う事は一切聞かない人、いろいろな人がいますが、自分自身で正しい方法を見つけ出せれば、それに勝るものはありません。
    選択肢は多いほうが良いというのが一般的な考えですが、選択肢が多すぎると間違いを選ぶ可能性も高まります。
    普通の人はお金というハンデ(本当はハンデではない)を抱え、どうしても時間に追われます。
    すなわち、如何に早く増やすかのみに心がとらわれ、その裏に潜む危険性に気がつきません。また気がついたとしてもそれを見ないようにしようとします。その根底には人生は有限であるというプレッシャーがあるからにほかなりません。ウオール街に籍を置く人々の最大の目標がアーリーリタイヤメントである事からも明らかです。
    しかし、天才と同じ事はできないし、馬鹿の真似をする必要はありません。
    お金持ちになりたければお金持ちのまねをすればよい・この単純な結論にたどり着けない人が多いのも人生は有限で、時間のプレッシャーで目が曇るからなのです。
    正しい結論にたどり着いた以上、貴方が億円プレイヤーになるのに必要なのは時間だけです。
    いつになるかは断言できませんが、必ずたどり着ける事でしょう。
    そのときが楽しみです。
    おめでとうございます。
    おまけ
    投資により増やしていくと年をおうごとに1年単位の利益額は増えていきます。
    また暴落があったときの被害額も守りがうまくない限り大きくなります。
    資産額が大きくなるほど、利益率は低下します。
    そこまでたどり着く人はほとんどいないので理解できないでしょうが、例えばBNF氏にしても100万円を1億円にしたペースで今の資産をこれからは増やし続けられません。(もっとも彼はその事に気づいているでしょうが)

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    江戸の隠居さんから合格通知キター(≧▽≦)。ありがとうございます。
    頂いたコメントは印刷して机の前に貼っておきたい気分です。
    これから大損することも多々あるかと思いますが、そんな時もこの初心を忘れず、粛々とやっていこうと思います。
    ありがとうございました!

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