2020/10/17

お金の作り方

生きるっていうのは無数の決断の繰り返しです。

ことお金に関しても誰でも1日最低10回は判断と決断をしているものです。意識&無意識含めて。

例えばある1日を例に挙げてみます。

1、朝コンビニに行ってスイーツを買おうとレジに並んでいたら、まてよ?クーポンあったっけ?と気付いてライン見たらあったので使用(20円の得)

2、不要なモノをヤフオクで売ろうかと思ったけど、下調べしたら売れても2000円程度だったので、それなら手間の方が高くつくのでヤメ(4時間程度の時間の得)

3、iPhoneのカレンダーを見たら1か月前に入れておいた1か月無料のネットサービスの期限だったので忘れず退会(月980の得)

4、すでに入会を決心してるカードに申し込む寸前に、まてよ?これセルフアフィリエイトであるのでは?、と思って探したらあった!(3500円の得)

5、どのサイトでも値引きなしの商品なので諦めてポチろうと思ったけれど、念のため各ECサイトを巡回したら売価は同じだがPayPay20%キャンペーンの日で実質値引き(4300円の得)

6、デパートでしか売ってない商品でこれはどうしても値引きできない、と思うも優待で持っていた伊勢丹の優待カードを思い出し10%で入手(1500円の得)

7、ディナーはGoToEatキャンペーンを利用(1000円の得)

8、帰りの電車内でIPOにポチポチ応募。100回に1回くらいは当たる無料の宝くじみたいなもの。(1回ポチの期待値で2000円の得)

などなど。

これを見て、大抵の人はこんな面倒くさいことチマチマなんてやってられない!と思うかもしれません。でもこの1日だけで、決断の度にしっかりと得するかどうかを考えるのと、漠然とボーっとその時の気分で浪費するのでは13300円も違うのです。1日だけで!

生きるという事はこれが毎日続くわけです。1年やればで485万円。まあ毎日こんな消費するわけじゃないから少し割り引いても、200万は下らない。

そしてその「毎日の無数の決断を1つずつ丁寧にやる」っていうのも最初はとても面倒くさいが、1年もすると息を吸うように「無意識」にできるようになる。これを「習慣」といいます。こうなると当人は楽なのにどんどんお金が貯まるようになります。

Xの億リ人とか見ても、何億持っててもたまにセコいことしてません?それを見て金持ってる癖にケチだなぁ、、とか思ったら大間違い。あればたぶん、本人は何も苦労に感じてないはずです。だってそういう習慣なんだもの。

バフェットだって、億万長者になってからエレベーターで1セント硬貨拾って「次の10億ドルへの第一歩だ」と言ったとか。自分はここまでは無理ですが。

話はすこし戻って「毎日の決断を1つずつ丁寧にやる」で作った1年で200万のお金、10年続ければ2000万になる。これだけでもかなりのものですが、株式市場というのはなぜか10年に1度くらいは「100年に一度」とやらの大クラッシュをするものなんです。

今年の3月のダウが18000ドルくらいに下がったとき、仕事や何やらで忙しい、とか言い訳して投資できなかったらどうだったでしょうか?大損害でしょう。

だから常に「何かで頭がいっぱい」という状態は避けるようにして、チャンスが来たら一気に動ける時間と余裕をキープしておく必要があります。

こういうタイミングで、10年間「毎日の決断を1つずつ丁寧にやって」貯めた2000万をぶち込みます。もともと浪費するはずだったお金だし、ゼロになっても損はないようなもんだ、と思い切って投入します。

すると、それから2年もすればそれはたぶん4000万くらいになっているでしょう。いや、2年でまた400万節約してるから4400万になります。すると1億なんてもうすぐに思えてきます。

ところで今回はお金について書いてきましたが「毎日の決断を1つずつ丁寧にやる」っていうのは何かを成し遂げるには全部に共通の話なんです。

そして真剣に下した決断が「当たり」だった場合、それは時間が経過するほどレバレッジがかかってくる。1つの当たりの決断が個人能力を高め、その能力が高度な人脈を形成し、付き合う人のレベルが上がれば自己の能力がさらに高まる・・このスパイラルが人的資本のレバレッジの正体です。

50年前のある1日に下した一つの真剣な決断が、農家の出で総理大臣になるか、ドヤ街の商店街で隅で寝る人間になるかの分かれ道であることも十分あり得るわけです。

毎日毎日目の前に現れる無限の分かれ道、全部真剣に見て1つでも多く当たりを引きましょう。