2017/01/08

「高く買って安く売る」の実際

株で儲ける方法は誰でも知ってるとおり「安く買って高く売る」です。

でも今の株価が安いのか高いのかの判断はなかなか難しいので、実際に株が下がって世間がワーワー言いだした「異常事態」で買って、今みたいに上がるという人と下がるという人が両方いる「普通の状態」になれば売ればいいわけです。

そうは言っても世間がワーワー言ってる時は大抵は上がる見通しが全く無い雰囲気で、底も見えない状況ですので普通の感覚では中々買いづらいものがあります。

そこをなんとか勇気を出して買っても、そういう時は買ったそばからみるみる資産が溶けていきます。
私のようなちょっと頭のおかしい人はそれを見て「あ、買い時として合っているということかな?」と安心するんですけど、まともな神経の人なら1週間も耐えられず売ってしまうと思います。

なんていうか証券口座で自分の全資産の半分の含み損とか見ると、この含み損と年単位で付き合うのか、など考えだして酷い時は嘔吐したりします。
その結果、人は損切りという行動に出るのですが、それは「この場所から逃げ出したい」「楽になりたい」という気持ちからなんじゃないかと思います。

つまり株式投資では「安く買って高く売る」つもりで逆の「高く買って安く売った」という結果になる人が多いそうですが、実際は「高く買って安く売った」というよりも「安いと思って買ったけど、びっくりするほど下がってもっと安く売った」という方が正確なんじゃないかと思っています。(最初から高いのをわかって買った人は、傷が浅いうちに機械的に損切りできると思います)

私は長く株と付き合っていて下がった時にそれほど恐怖を感じずに買えるようになったので、安い時はそんなビビらずに買って大丈夫ですよと言いたいです。
が、そうは言っても実際こんなどこの誰が書いているか分からないブログの1記事を拠り所にして自分の全財産を投入できる人なんていやしないですし結局は自分で経験を積まないと大きなポジションは持ちきれません。

なので本気で株をやろうと思うなら、少しでも早めに大損の経験をしておいた方がいいと思います。

20代なら100万円でも大金でしょうから、そこで50万くらい損したら相当痛いはずです。そしてその後の株価の推移を追って大きな経験値を得られたら、たったの50万の損であれを学べたならバカ安だったと10年後には思えるはずです。
サラリーマンで退職金貰ってから投資を始めたら同じ経験値を買うのに2000万はかかるんじゃないでしょうか。



まあデイトレで1年で1億円達成した人とか、株始めてから負けたことない、とかいう特殊な才能をお持ちの人には当てはまらない話ですけどね。


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