2023/07/27

FIRE民の罪


今、日本は完全にシルバー民主主義の様子を呈しており、老人ばかり得をして現役世代が割を食っている状況だと思います。

そして、これは暫く直りそうもないので、個人単位で見れば現役世代は社会が変わることを期待して今のまま耐えるよりも、さっさと自分だけが良くなるにはどうしたら良いかを考えて実行したほうが手っ取り早いです。

FIREとはその実行例の一つです。特に今の日本においてFIREすることは、ある意味老人側に回ることとなり、いったん老人側に回れば、今強烈に不満に思っているシルバー民主主義は逆に自分の恩恵になる居心地の良い環境となるでしょう。

具体的には収入をフローからストックに変えることで、健康保険・年金・税金が格段に安くなり、いかにリタイアした老人が楽に暮らせるかを実感できます。これぞシルバー民主主義。

しかし、ある意味これは利己主義の極致です。

なぜなら、まだ働ける人がFIREすれば、ただでさえ多い老人が実質的にまた増えることになり、余計に現役世代の負担が増えるからです。まさに神輿の担ぎ手が、潰されると見るや神輿の上に駆け上がるようなものです。

このような行為は信用取引のトレード等では大いにやるべきというか、そもそも相場とはそういうものですが、これを現実社会でやるのはいかがかとは思います。  
FIRE民の一人の私が言うのもなんですが、こんなことが日本の子ども達や、日本の将来のためになるとは到底思えません。(まあ私も一応28年も働いたので、そろそろ勘弁してくれよ、とも思いますが)

これの処方箋としては、得意な仕事だけできる職場にすぐ移動できる雇用流動性も一つの解決法でしょう。なぜならFIREした人でも働くのが嫌いなわけでなく、単に日本の伝統的な会社の閉塞感が嫌なだけの人は多いと思うからです。

そういう社会になれば若い人が働かなくなることも少しは減るかとは思いますが、残念ながらそういう社会は当分来なさそうなので、結論しては私は利己主義で全然構わないと思います。これは現社会への静かなる抵抗というか、もはや仕様がないことだと思います。  

ただ、その場合でも社会を変えよう、世直ししよう、としている人の邪魔はしたくないと思います。私は世の中を変えようとしている、自分にできないことをしている人をリスペクトしているからです。

例えば選挙で、マイナンバーで資産を補足し、余裕のある人には年金や健保をもっと払ってもらおう、という政党や候補者がいたとします。これは私自身にとっては不利益だけど、私はそういう人に投票します。もちろん、無駄な医療などをやめるのは前提ですが。

また、私もそうですが、世の中の99.99%以上の人はそもそも世の中を変えられない人です。それができる才能を持ってる人は0.01%以下であり、そういう人は、このようなブログを読むヒマもなく、もう勝手にやっています。

そういう人は止めても勝手にやる、絶対にやる、そういう人であって、今行動していなかったり、文句を言うだけだったり、何かに迷っているなら、あなたは間違いなく99.99%側にいる人です。

なので、普通の人は下手に世の中に不満を感じるヒマがあったら一刻も早く利己主義側に考えを全振りした方がいいのです。

ただ、繰り返しになりますが、その場合でも世直ししようと努力している人の足を引っ張ったり、揶揄したりはして欲しくないと思っています。