真っ当な米国株でバリュー投資をするのには、実はそんなに知識はいらないんじゃないかと最近思います。有名な投資家みんなが良いと言ってたり持ってたりする株をただ買えばいいだけです。
さらに、20年も30年も好決算を続けているような良い株は、その間に多くの人の目に留まり、議論され、有名になっています。だから初心者でも簡単にその手の情報に行きつくはずです。
実際、私も米株を始めてすぐ、いろいろな情報源でJNJ、PG、XOM、MSFT、AAPL、VZ、KOといった有名株を目にしました。
最初は右も左も分からないので、とりあえずそういった銘柄の財務諸表を見るのですが、どれも似たようなプロポーションをしています。
それでは面白くないので、最近話題になった銘柄とかを見だしたのですが、決算の安定度、バリュエーション(株価の割高割安)などを見ると、やはり最初に見た有名株のほうが総合的にはいいのです。
アメリカの有名株は大型株といえども着実に成長していく株が多いですし、その時点のバリュエーションもまあ適切であることが多いです。
そのためダウのチャートを100年分くらい見ても、相当悪いタイミングで買わなければ10年単位で損をすることはあんまりありません。
それにそういう有名株は、少し決算をミスっても下がりが少なくて済みます。
米株は一般的に決算には超厳しくて、売上、EPS、次期予想の1つでも予想に届かないと鬼のように売られます。
比較的新しい会社がそういう悪い決算を出すと1日で軽く15%は下がりますが、有名株なら大抵は5%程度で済みます(これでも結構痛いですが)
なので決算の度にいちいちドキドキしなくてよいという面からも、有名株は持っていてラクなんですよ。
そんなわけで、どうせ目を皿のようにしてS&P500の全銘柄を調べつくしても残るのは結局みんなが知ってる有名株です。
それなら最初から素直にみんなが良いと言っている銘柄の中から、自分の気に入った銘柄を20個くらいピックアップして買った方が早いし、実際それが正解だと思います。
FIREを達成した管理人による思考の備忘録。著書『投資で「3億円FIRE」したぼくがすすめるたった2つのこと』
2015/05/22
2015/05/06
ドル円相場は「だるまさんが転んだ」
為替相場の変動要因はいろいろありますが、基本的にペアになっている国のうち経済規模が大きいほうの国の事情で動きます。
もちろん異常時、例えば国債のデフォルトなどが起きた場合は小さい方の国の事情でも動きますが、平常時は大きい国の方がよりレート決定に影響してきます。
例えばドル円相場でしたらアメリカのGDPは日本の3倍もありますので、基本的にはアメリカの事情で動くと考えておくべきでしょう。
さて、昨今はドルが各通貨に対して強くなってきていますが、アメリカは日本のように国内産業が焼き尽くされるまで何年も自国通貨高を放っておくようなヌルい国ではありません。
ドル高を放置しておいてくれるのは「だるまさんが転んだ」と言っている時だけです。
ドル高が国内に悪影響を及ぼしていると判断すれば、直ちに振り向いてドル高対策を取ってくるでしょう。アメリカはそういう国です。
従って、最近の決算で事業は順調なのにドル高の影響で業績悪化して株価が下がっている米国企業(JNJやMMMなど)が見受けられますが、長期的な視点で見ればそういう銘柄は素直に「買い」でいいと思います。
http://investment-life-blog.blogspot.com/2015/05/blog-post.html?m=0ドル円相場は「だるまさんが転んだ」
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