2022年は相場状況によって投資行動を変えたい。
FIREを達成した管理人による思考の備忘録。著書『投資で「3億円FIRE」したぼくがすすめるたった2つのこと』
2021/12/08
2022 年の投資方針
2021/07/04
フルポジでリスク回避は一理ある
株式投資に暴落は付き物ですが、暴落中には如何にして投げずに耐えられるか、が非常に大事です。
机上の空論的には「一旦売って株が下がってから買いなおせばいいじゃない、そして暴落後の金融相場初期ターンで大きく戻るところだけ頂きたい」となりますが大抵は上手くいきません。
これは凄く大事なことで、確かに暴落後の金融相場初期ターンは大きく育ちますが、問題はそこよりその前のいかにホールドするかの方が大事なのです。
なぜなら投げなければ自動的に金融相場初期ターンをとれますが、いったん投げてしまうと損失確定で終わりになる可能性が非常に高いからです。
大事なところなのでまだいいますけど、暴落中は多くの人が下がりきってから買おうなどと考えますが、底値で買い直すことはまず無理です。ただ単に損失確定だけして、せっかくの底値からの稲妻のような戻しは取れずに終わります。
さらに下がるの分かってるんだからドテンしてショートで取ればいいじゃん?とか言ってると、もれなく往復ビンタくらって死にます。
難易度順に並べると以下のような感じです(右にいくほど高難度)。
恐怖で損切り<<<<<<暴落に耐えながらホールド<<底値付近で一括投資
今回のコロナショックで僕は綺麗に底値一括が決まりましたけど、次回も上手く行くとは限りません。そもそも上手く行ったと言っても、僕の場合その前のグレート機会損失分を取り返したにすぎないです。5年前に相場から出ずに持ちっぱなしにしていれば、暴落をまともにくらっていても同じくらいでした。
<参考:僕のここ15年の投資履歴>
だから大事なのはこれと決めた銘柄をいかに鬼ホールドできるかにかかっているわけです。
その為にはどうやって何があってもホールドできる銘柄を見つけるか、と言う事になりますが、それこそが普段の株の勉強の賜物です。
僕は株の勉強の意味は何があってもホールドできる自信を自分につけるためだけ、いわば握力をつける為だけの物とさえ思ってます。イナゴがダメなのはこの暴落中の恐怖に耐えられないからです。とすると僕の場合の銘柄は必然的にETFかそれと同等物になります。
とにかく株のその1は、ホールド!ホールド!ホールド!鬼ホールド!!その2はホールド出来る銘柄は何かを探す!これに尽きる
ある調査では投資成績で1番優秀だったのは死者、次が投資を忘れてた者、と出てました。ツイッターでもよく現金はゴミ、と言われてますけど、それの真の意味は株のリスクで最も大きいのは機会損失のリスクという意味なのです。
2021/01/08
2021年の投資方針
2021年は2015~2016年頃のような相場を予想している。あの時はリーマンショックで壊れた相場がようやく立ち直ってきたところだったのに、米国GDPは四半期でマイナス成長に沈んで再びリセッションに入るのではないか、と盛んに言われていた。まだゼロ金利も解除されてないにも関わらず。
ゼロ金利のまま再びリセッション突入なんてありえるのだろうか?と思うも何せリーマンショックが100年に度の大クラッシュで「資本主義の終わり」とまで言われた大事件だったのだから、今回は特別にそんなことが起こりうると考えても不思議でない。
実際、株価もふらふらと下値を切り下げており、どこかで底が割れそうな雰囲気だった。
当時はまだリーマンショックのあの大暴落の記憶も鮮明だったこともあって、ここで底割れしてあのフリーフォールにまた付き合うのはゴメンだ、と自分はかなりのポジションを絞ったのだった。
ところが実際はどうだったか。
がくっと下がりはするけど一応止まる。下がる事は下がるけど加速はしない。
そしてしばらくウダウダしていたと思ったら、ある時を境に一気に上に突き抜けていった。おかげでそこから5年間、自分は大量のキャッシュを抱え込むことになってしまった。
その失った5年分はこの前のコロナショックでなんとか回収できたけど、これだけ長期間の機会損失を指をくわえて眺めるだけというのはなかなかしんどいもので、自分でさえよく堪えられたな、と感心するほどで、たぶん普通の人なら無理だと思う。
翻って今の相場を見てみると、もはやコロナで毎日911と同じ人数が死んでいるにも関わらず株価は下がらない。この一点だけ見ても、もうコロナネタで2020年春のような下落になる可能性はかなり低い。
実体経済の方はというとメタメタで、良くなるどころか全く底さえ見えず、本当の地獄はこれからだと言うのに、でも株価は下がらない。こういうところが2015年頃を彷彿とさせる。
当時もリーマンで経済がぶっ壊れて、また金利を上げるなんて日がくるんだろうか?と思ったけれどその日はやっぱりやって来た。
さらに今回はばらまかれているお金の量が半端ない。それなのにインフレする気配もない。インフレしないなら金利を上げる理由もなく、金利が低いなら株は上がるしかない
ところでお金が増えて株もガンガン上がってインフレしないなら、それって結局生きるのにお金が必要ないというか、まるでベーシックインカムみたいなことになってしまいやしないだろうか?
果たしてそんなぬるい話があり得るか?またどこかで暴落するんじゃないか、と過去の自分なら疑問というか怖さを感じるところだが、今の自分なら「これでいいのではないか、これがこれからの普通になるんではないか?」と思い始めている
つまり、この株価とインフレ率は、これだけITやAIが発達すれば、世界はもう人が慎ましく生活する程度の事なら、人が働かなくてもできる生産性が達成されたのではないか?
大体、人類の生活なんていうのはずっとよくなり続けている。
ほんの100年前でさえ田舎のほうに行けば水は井戸から汲んできて水瓶にためて使っていたそうだ。
冬の朝に水を汲みに行くのはどれだけ気重でしんどかったろう?それが今となっては蛇口をひねるだけで水どころかお湯まで出てくる。これを神レベルの生活と言わず何といおう。
つまり当時の生活からすれば、今の国民は全員が王様か殿様のような生活をしている訳だ。これを100年後の世界に当てはめてみれば、孫の世代には仕事なんか週10時間位しないのが当たり前になっていても何もおかしくない。
なぜならそんなことしなくてもちゃんと食って生活できるんだったら、それが普通になるに決まってる。
100年後の世界では、1日3時間位しか働かない人とか、夏だけ働いて冬はずっと休んでる人とか、みんな好きなことを少し働いて楽しく暮らしているんじゃないか?
そういう生活を今手に入れようとするには、人生が破滅するかもしれない巨大なリスクを取って勝つか人生の大部分の時間を犠牲にする必要があるが、100年後の人は最初から全員持ってるというか、全員が富豪の息子状態に違いないw
そんな彼らが100年前の人はみんな毎日毎日10時間、なくなっても誰も困らないようなクソな仕事をイヤイヤやらされて、中には死んだ人もいたと歴史で習ったら、頭おかしいんちゃうかと思うだけだろう。
そしてその時はFRBのミッションから「雇用の最大化」が消えているに違いない。
と言うわけでお金がガンガン増えて、株がガンガン上がって、使いきれないほどみんながお金持っていたとしても別にそれで大丈夫、と今は思っている。
実際2か月くらいみんな仕事を止めて、国はみんなに10万円お金配りおじさんしても何ともないし、出てきた当初は暴論扱いされてたMMTが、いつの間にか世界中で実行済みになってたりするのもその兆候ではないのか?
そんな世の中を予想しているので、まぁ2021年は少しウダウダするとしても、2022年にはダウで40,000ドルレベルを予想している
まぁその後また下がるとは思うけどもね。何せ2020年1年だけで、リーマンショックからの7年間を早送りで来てしまったのだ。
時計の進み方が5倍10倍になってると言う事は、上がるのは2022年位まででその後また何か一発来る気もする。ただそれはまた来年考えれば良いこと。
と言うわけで2023年までは強気、もっとも2021年はあまり上昇は期待せずに積み立てまくり、2022年に備える、というのが今の投資方針だ。