2019/12/17

2020年の投資方針

私は現在アメリカ株をメインに投資していますがアメリカ株をやりだしたのが2014年くらいなので投資経験ははっきり言ってあまりありません。
そもそも私が米株に入れ込むようになった経緯は



リーマンショック前に中国株にかなり入れ込む


リーマンショックでかなりの痛手を被る


中国の大規模な財政出動などでわりと早くに回復


投資資金もリーマンショックを上まわり、ほっと一息ついてさあ次はどうしようかと考えていたところ何かのきっかけであるアメリカ株についての本を読む

という流れでした。

まあ本は確かにきっかけだったけれど、これに出会わなくても遅かれ早かれ米株に興味を持っていた事は間違いありません。

日本株目線で見れば米株はどれも財務諸表の数字がありえないほど美しく、米国は政治的にも軍事的にも強いし、今のところこれを超える規模の市場はない。なにより政治的に株価を継続的に上げていく仕組みがビルトインされているなど。

これらの情報はあらゆる方面から入ってくるので、さすがにどこかで引っ掛かったはずです。これらの米株投資のメリットは当分変わる気配はなく、これからもずっと米株が自分のメインであり続けるでしょう。



しかし最初に書いた通り、私は米株を本気で始めたのが2014年位からなので、まだ景気のワンサイクルさえ経験していません。したがって米株のクセというかノリもまだ習得中の身なのです。

特に最近理解が足りなかったと思い知ったのが米株の安定感についてです。
いや、もちろん過去のチャートや歴史から知識としては知ってました。だけど実際の行動が伴うところまでは至っていませんでした。

その理解不足が 1番わかりやすい形で出てしまったのが2017年くらいから金利が上がっていく局面でかなりポジションを圧縮してしまったことです。

これは過去に日本株や中国株で、ちょっとした市場の潮目の変化で大きく相場が乱れ含み益が消滅したり、場合によっては損してしまったような経験が抜けなかったためですが、米株に関しては安定感を信じて金利が3.5%程度になるまでどっしりとホールドするべき場面でした。

そういった意味では今の金利はまだ低い水準で、1度下がったとは言え株価を支えるためにガンガン下がっていくような雰囲気でもないので、もう少し相場の先はあるかもしれません。

と言っても今回のブル相場はかなり終盤になっている事は間違いないと思うので、ここで無理にポジションを取らず景気のワンサイクルを経験すると言う意味でもスルーも一手かもしれません。

しかしブル相場と言うのは、一番最後が一番上がるものなのです。もちろんその後下がるんですけど、上がる期間が長いと下がった後でも結局見送った時点よりかは高いことが多いのです。

その上がる期間と言うのも10年単位とかそういうスパンなので、うっかり見送ってると自分の人生の方が尽きてしまいます 笑
そういう意味では積み立て投資と言うやり方は米株に限ってはやっぱりいいですね。これはほんとにハズレを引きにくい買い方です。

しかし自分の場合は無駄に現金を余らせすぎなので、今から積み立てはやりづらい。でも米国市場の安定感がやっと腹落ちして理解してきた今としては、もう少しポジションを取る必要がある…と言うわけで、2020年の投資方針としては、割と小さいサイズながら最終的にこうありたいと思うポートフォリオの比率までは持っていこうと思う。

それが完成したとしてもまだキャッシュポジは40%はあるはずなので、もしその後に大きな下落を食らっても買い増しする弾はまだ十分にある。そうなった際にはあたかも粘土細工で骨格にペタペタ粘土を足して作品を完成させるが如く、楽しんでポートフォリオを拡張していきたい。

つまり骨だけは早めに作ろう、と言うのが2020年の目標です。具体的には小安い場面でVOO買い増していくことになるかなと思います。

2019/07/13

複利効果で1億円!は貴方を即死へと誘う甘いフレーズ

毎年10%増やし続ければ複利効果で20年で1億円達成!・・・って耳にタコができるほど聞いたフレーズですね。

しかし考えてみたことありますか。20年間10%増やし続けるのを数式で書くと、

元本×1.1×1.1×1.1×1.1×1.1・・・・・・×1,1 = 1億円

ということになりますが、これ掛け算なんですよ。

掛け算ということはですね、途中で一度でも0を掛けるとあとはいくら頑張っても一生ゼロなんです。

元本×1.1×1.1×1.1×0・・・・・・×1,1 = 0円 


このように投資というのは常に「1ミス即死」の世界なんです。
投資も人生も死んだら終わり。死んだらリベンジ不可。


そりゃあ100万とか、いわば人生を変えるようなインパクトが無い規模でやってるならいいですよ。

でももうすぐ定年だとか、そうでなくても、かれこれ20年も働いて中年に差し掛かったころ貯まった全財産1000万を元本に投資をする場合は大問題なわけです。

そして投資で人生を変えるにはその規模でやらなければなりません。
なのでやるなら片時も「1ミス即死」の世界に自分が居ることを忘れてはなりません。

だから私は信用取引だけは絶対にやりません。
本当はやりたくてやりたくてたまりませんが、やりません。
これは全部を1秒で失う危険が常に付きまとうからです。

いくら普段のボラティリティからみて十分安全な維持率をキープしてる・・・とか言っててもフラッシュクラッシュ等で一瞬ですべてを失うことだってあります。

また前の暴落から10年もぬるま湯のような相場が続くと、すっかり怖い事は忘れてしまって気が弛み、うっかり大きなポジションを取ってしまって致命傷を受けることもあります。

だから昨日またダウが最高値を更新しましたが、これを見て乗り遅れた、取りこぼした、機会損失だ、とか言って焦る必要なんて全くないんです。肝心なのは「1ミス即死」を避けることだけ。

投資は1円でも増えればそれでよい、焦る必要なんて全くない、私はそう思ってます。

そして「焦り」という感情を何十年も一度もミスせずにコントロールすることは本当に難しい。
それが絶対的に必要な投資という行為は本当に難しいと思っています。


2019/07/12

外貨定期預金のため 米ドル送金やってみた④

前回はさてキャッシュバックに取り掛かるか、というところまでだった。

このキャッシュバックを受けるには住信SBIが発行する手数料や送金先、送金額などがかかれた「依頼書」「計算書」が必要なのだが、住信SBIのどこを見てもそのような書類は届いていない。


たまりかねてまたあのサポセンに電話すると、メッセージボックスに届けました!とのこと。え?そんなの来てたかなぁ。。

今一度見直してみたが届いてるのはただの”送金のお知らせ”であって、「依頼書」「計算書」ではない。コレジャナイ。


電話じゃ埒が明かないので問い合わせフォームから「依頼書」「計算書」が欲しいんですけど!?と質問したら、そんなものは当行では出してないと!
えーじゃあキャッシュバックできないじゃん( ノД`)シクシク…

ただ手数料の領収書だけはサポセンで電話受け付けで交付できます、というので、またあのサポセンに電話して送っていただくことに。もう何回目だろう、このサポセンに電話したの。20回は超えてるんじゃないか?
ほんと最初に海外向け電話番号ワザを開発しておいて良かった・・・。


と言うわけで、一応手数料の領収書と送金のお知らせをコピーして大和に送ったところ、ハンチョウの話ではどうやら無事キャッシュバックされそう・・・。頼むぜハンチョウ。

以上がレポートになります。本当に疲れたぞ。。。



なお、外貨送金は中継銀行に払うコルレスチャージや、受取銀行に払うリフティングチャージといった手数料が通常はかかるが、今回はかからなかった。

以前に海外に外貨送金した時もかからなかったが、香港やシンガポール、ニューヨーク、ロンドンといったハブ的なところに送る場合にはかからないのかもしれないね。

ボリビアとかそういうレアな国に送るとかかりそう。知らんけど。



このように、散々な目に会ってしまったが何とか目的は達成できた。
外貨送金は海外に送るよか国内から国内へ送るほうが何倍も大変だった。

今思えばシティバンクは神だった。普通に振り込むのとそんなに変わらない感覚で送金できたもん。

シティバンクもHSBCもリテール部門はとっくの昔に日本から出て行ってしまったが、金融庁のいじめだったんかね?閉鎖直前は何度も狙い撃ちのように行政指導受けてたようだったし・・・。

今思えばキャピタルフライトの予防のためにわざとやってたんじゃないか?と穿って見てしまいます。

日本は金融後進国です。



2019/07/11

外貨定期預金のため 米ドル送金やってみた③

前回のサポセンでドハマりの話の続きから。

とにかくこのサポセン、7,8分待ってもなかなかお姉さんに繋がらない。もろもろの手続きを考えると、7分で繋がっても通話10分無料は過ぎてしまう(せこい)

という事でもう少しでもすいてそうな昼過ぎにかけ直してみたものの、それでもなかなか繋がらない。

かくして電話して5分待ってあきらめ、また電話してあきらめ、を繰り返すこと10数回・・・。2時過ぎに7分くらい待ったところで、やっとこさ通話開通!

まあ10分以内に話が終わるとは思わないが、さすがにもう終わらせたいのでこのまま頼むことにしたのだが、ここでまたひと悶着ですよ。

本人確認に必要な情報は自動音声でほぼ入れているので、もうあとは金額を言うくらいだろうと思っていたら、なぜかまた送金先の口座番号やら支店番号やらを言えと。

それ郵送で登録したのにまた言う必要ある?なんのために登録させたの?どうせ登録したところ以外送れないんでしょ?

といっても、言わなきゃどうしてもダメだというので、その場で調べて答える。これでまた2分60円くらいの電話代出費。アッチョンブリケ。


次に送金金額を告げたのだが、ここでもまーた物言い!どんだけメンドクサイんだ!

おねぇさんの話では一度に送れるのは日本円にして3000万円相当、ドルにして28万ドルくらいがMAXなんだと。それ以上は分割になるのだが、問題なのは分割されるとその数だけ個々に3000円の手数料がかかってしまうという鬼仕様!

ごちゃごちゃ言っても仕方ないので、
「あーいいっすよ。お願いします」
と一言。

まあ今回は大和が送金手数料をキャッシュバックしてくれるから良しとするが、普通だったら激おこですよ。

その後定型の”ご留意点”を延々数分聞かされる。テープレコーダーを聞いているようだ・・・。あのーこうしてる間にも電話代かかってるんですけど・・・。

かくしてようやく手続き完了。電話を切ると25分。時間かかりすぎ。金もかかりすぎ。


三日後、ついに大和にドルが着金。最後にまた電話で定期預金の申込みを行う。疲れた・・・。


だが、まだ終わりではない。最後に送金手数料キャッシュバックの手続きが残っているではないか!俺は3000円x分割数だけもう手数料払っちゃったんだぞ。とりかえさな!

次回はキャッシュバックについての顛末です。


2019/07/10

外貨定期預金のため 米ドル送金やってみた②

前回は最初は否定的だった外貨預金を気が変わってやろうと決心したところまでだった。


そうと決めたら早速、住信SBIからの外貨出金の方法を確認。我ながらこういうのだけは早い!(仕事のメールだったら平気で三日くらいは熟成させてるのにww)

調べて分かったのは外貨の送金ではまず住信SBIの方で送金先を事前に登録する必要がある。
外貨は円のように都度振り込み先を指定して送金をする事は出来ず、事前登録制で最大でも3箇所までだ。
しかもその手続きは郵送のみ。いきなりメンドクサ過ぎてくじけそうになるが、頑張ってまいりましょう!

まず住信のWebから送金先登録に必要な書類を郵送してもらう。その書類には当然送金先の大和の口座情報を書く欄があるので、大和からも口座情報を教えてもらい住信の書類に記入、郵送する。登録完了までしばらくかかるので待つ。


登録が終わるとメールでお知らせが来るので、次はいよいよ実際に送金の準備をする。
送金するには何はともあれ現金が必要なのでSBI証券の外国株口座に入っているMMFを解約するが、ここで注意点がある。

MMFの受け渡しまで通常は1日だが土日を挟むと3-4日かかることもある。
この時間を考慮し、なるべく月曜が受け渡し日になるタイミングを狙って解約する。

月曜を狙うのは、MMFの分配金は受け渡し日ベースで決まるからだ。月曜に受け渡された場合は土日も分配金が付く。

もし金曜日を受け渡しにした場合、土日は送金も何もできず、資金をただ遊ばせてしまう事になる。今の米ドルMMFの利回りは2%くらいあるため、仮に100万ドルだと1日遊ばせると54ドルもの損失にもなるので注意したい。


抜かりなく月曜の夜に現金がSBI証券の預り金に入ったら、速攻でSBI証券から住信SBIに外貨出金指示を出す。これがまた1日かかる。(入金は即時が可能)

翌日やっとこさ住信SBIの口座にドルが出現したら、お金はいよいよSBI圏から脱出だ。
住信SBIから外貨出金の指示は電話か郵送によって行う。郵送はもうカンベンなので仕事の昼休みを待ってサポセンに電話をした。

ところが今度は自動音声で認証番号とモバイルパスワード?を入れろ、と。そんなの必要なんて聞いてねーし!!忘れたわ!!!。と言うわけでその日はオペレーターのお姉さんまで辿り着けずに機械に門前払いを食らう。もう泣けてくる(T_T)


さらに翌日、今度こそはと家で発掘してきた認証番号表(これキャッシュカードの裏に載ってたw)と、モバイルパスワードを書いた付箋を握りしめて再挑戦。

難なく自動音声を撃破し、ついに念願の大ボスのオペレーターのお姉さん待ちに。やった!勝利は近い。

だがしかし!5分待っても繋がらないwww。
しかもこれ0570のナビダイヤル。これって20秒で10円くらいかかるんじゃなかったっけ?

公衆電話からならフリーダイヤルが使えるが、携帯からは無理。ぐぬぬ・・・と歯を噛みしめていたところ、”海外からはこちら”という03で始まる電話番号を発見。

閃いた!!!これ普通に東京の番号だよね?だとすれば普通に国内からもかかるんじゃね?
俺のスマホ、通話10分まで何回でも無料だからコッチにかけちゃえ、と。やってみたら何の問題もなくかかったww。サポセン側も区別してないようだった。


こうして電話料問題は無事クリアーしたものの、まだ受難は続く。これはとんでもないものに足を踏み入れてしまったか・・・。


2019/07/09

外貨定期預金のため 米ドル送金やってみた①

大和で米ドル10.18%定期預金というキャンペーンやってたので預けてみた。実際の商品はこれね。



事の起こりは5月ごろ。大和証券のハンチョウ似の担当営業マンから突然の電話が。

「赤字覚悟の特別キャンペーン金利です!どうでしょうか?ぜひ資料だけでも送らせてください!」

だと・・。


どーせまたクソみたいな商品売りつけようとしてるんだろ、そもそもお前この前電話してきたときソフトバンクのIPOをガンガン押してきたよな・・・と嫌な予感を感じつつも、見るだけならタダだしと

「ほんじゃあ書類だけお願いシャス!(^^)!」

と返事。自分は投資商品には先入観持たずにすべての可能性は排除しないのだ



で、忘れたころに届いた書類を確認。なになに?米ドル1か月で利率10.18%だと?

ただね、大体こういうのの落とし穴って2つに決まってるんですよねー。
1つ目は実は1年定期で最初の1か月だけ高金利というやつ。

2つ目は期間は1か月だけど為替両替手数料が片道1%とかというパターン。これだと1か月間だけ10.18%の利息がついても税引き後8.111%の12分の1だから手元に残るのはたった利息は0.676%。
そこから為替手数料で往復2%とられたら結局1.4%くらい損するっていうやつ。

こんなんでも高齢者とかガンガンひっかかるんだろうけど。


どうせそんなこったろう、という目でこのキャンペーンを見てみると、これは期間は本当に1か月らしい。まあこれは良い。合格。問題の為替手数料はどうか?



出たー!!往復約1%www!
利息が0.676%だから普通にやったら余裕でマイナスじゃん。

ただ、ハンチョウの名誉のためにフォローしとくと、大和は外貨入金が可能で片道分の0.5%は節約できるが、それでもこれじゃあ儲けは雀の涙。
問題は満期後に外貨出金できるかにかかっているが・・・



ダメじゃーん!!絶対に片道分は手数料取る気マンマンじゃねーかw

こうなるとマイナスではないがほぼトントン。それでこんなメンドクサイ手順踏んで定期預金なんてやってらんないよ、というわけでソッコーでごみ箱。以後ガン無視



すると1か月くらい後にまたハンチョウから電話。

「先日のキャンペーンはどうでしたか!?おかげさまで大人気で上限2億ドルを超えたので、急遽もう2億ドル追加になりました!まだ間に合います!」

間に合うってお前なぁ・・・あんなクソ預金が人気でるわけねぇだろ、としらけつつ、

「いやー、見させてもらったんですけど、外貨出金できないと手間だけかかって全然増えないしね、いりませんわー」

と普通に突っ込んでみたところ

「いや、コンサルコースの方は外貨のまま出金できますよ!書類だけ出して貰えれば!ただ出金時に3000円だけ手数料はかかってしまいますが」


なに!?マジか。てことは1か月で0.676%まるまる利息つくの?それなら前後1週間くらい資金移動にオーバーヘッドがかかっても十分ペイするんじゃね?

と態度を180°激変(←現金なやつww)


「本当ですか!じゃあやる方向で手続きしますのでよろしくーーー」

「はい!キャンペーン枠がいつまで残ってるかわからないのでお早めに!」

という訳で、やってみることにしたのでした。
次回に続く。


2019/01/02

インドへの投資を開始したい


株と言う物はその市場を擁する国が発展すれば上がりやすいものです。

国が発展するとは端的に言えばGDPが上がることですが、そのGDPは一般的には個人消費が大きな比率を占めています。

その個人消費を「人口×一人当たりの消費量」と分解すれば結局は「人口が増える国」と「一人当たりの消費量が増える国」の株がねらい目となります。

そういう有望な国の相場というのは上りのエスカレーターに乗っているようなもので、万一エスカレーターを歩いて上ってる途中で躓いてイテテテ・・・となっても、そうこうしてる間にも地面が自動的に上がっていくので負けにくいのです。

ところでこの2要素のうち、人口増加は良いとして、一人当たりの消費量はもう少し深堀する必要があります。

人は消費量をどんな時増やすのでしょうか。

一つは人は貧乏から普通になっていく時が一番お金を使うのです。

貧乏人が少しばかりお金を手にすると、家、車、子供に教育と次々とお金を使っていきます。だから、投資対象国の国民全体がこういうフェーズにある国は有望です。

逆に食うや食わず程度ではそんな余裕はありませんから、いくら人口が増えていても投資には向きません。人口は増えればいいかというとそうでもないのです。
例えばアフリカで人口が増えている国を見つけても私は投資しません。

人が消費量を増やすふたつ目は、20代~40代という年齢に差し掛かった場合です。

若くてエネルギーに満ち溢れた年代の人間は最も派手で消費意欲が旺盛なものです。
逆に50代以降になるとあまり消費はせずにひっそりと余生を過ごしたいでしょう。

まとめると、貧乏から普通になっていく段階、言い換えると一人当たりのGDPが5000~10000ドルくらいで、その国の人口ピラミッドで20~40代が多い人口増加国が最も有望と思っています。


さて、ここでやっとインドの話です。

インドは2017年のデータで人口増加率は前年比1.1%(米国:0.7%、中国:0.6%、日本:-0.2%)

一人当たりのGDPは1,976ドル(米:59,792ドル 日:38,448ドル 中:8,643ドル)

となっています。

人口ピラミッドは軽くググってみた所、若い人が多い理想的な三角形状態でした。

まとめるとインドは人口増加と人口ピラミッドはOKですが、一人当たりのGDPはイマイチということになります。この点では2,353ドルのベトナムの方がマシでした。

とういう訳で私はインドへの投資はあと10年くらい後だろうと思っていたのですが、ここにきて風向きが変わってきました。

先日ニュースを見ていたら、例の米中貿易摩擦の影響でアップルがインドでiPhoneの上位機種の生産を開始するというじゃないですか?!
ん~なぜベトナムでもインドネシアでもなくインド!?謎です。

謎ですが、思い付きだけで一時は時価総額1兆ドルを達成した企業が生産地を選定するわけはありません。きっとインドが最適な政治的・経済的な根拠があるはずです。

そういえばソフトバンクの孫さんもだいぶ前からインドへの投資を加速していました。すでにインドのめぼしいIT企業の株主にはソフトバンクがデーンと陣取っています。

自分より賢そうな人たちがベトナムをスルーしてインドに行くのは何か理由があるはずではないか。そう考え、10年前倒しでインドへの投資を開始しようかと思いはじめた次第です。

しかし自分はインドの会社といえばタタモーターくらいしか知らず全くの無知。
という事で目利きは孫さんにお任せと言う事でソフトバンクを買おうと思ったのでした。