今回も著書の補足記事です。
いや、確かにそんな事例もゼロではないと思いますが、そんな仕事に巡り合える運のよい人は1000人に一人いるかどうかで、大抵の人は月曜日になるのが気が重くなりながら、なんとか自分を鼓舞して頑張っている、と言ったところじゃないでしょうか。
そもそも好きなことがおカネになることは稀ですし、「好きを仕事に!」なんていう理想を求めて続け、合わなかったらすぐ辞めて次へ・・・なんてことをやっていたら、全くスキルもキャリアも身につかず気が付いたら40歳になり、にっちもさっちも行かなくなるのが目に見えています。
百歩譲って、仮にそんな天職を見つけたとしても、時代と共に会社も仕事も立場も変わっていく中で、やりたい仕事をするために発生するやりたくない仕事が多くなってしまい、気が付いたら結局もとに戻っていたりします。
世の中のまともな人は大抵そういうことが分かっているので、多少気が乗らなくてもガマンして今の仕事を続けているのだと思います。
ということで、やはり全ての人にとって楽しい仕事なんかあるはずはないのですが、これの代わりに私は好きな仕事を探すのではなくて、得意な仕事を探してはどうですか、と思います。
得意な仕事とは、人は苦労しているけれどなぜか自分には昔から簡単な事、人は嫌がるがなぜか自分はそれほど嫌では無い、そんな仕事を会社内外(社内優先)で見つけたらチャンスです。おそらくそれはあなたに向いている得意な仕事のはずです。
「好きではないが得意なこと」は探せば結構あるものです。それに別に好きでもないので、周りのその仕事が好きでない人の気持ちもある程度分かるため周りともうまくやっていきやすいです。
そんな仕事を見つけたらダイビングキャッチでGETしましょう! 投資で成功するためにはタネ銭をつくる長い時間が必要ですが、給料だけで仕事を選んでその長い時間を苦しい時間で埋めてしまうと後々後悔しかねません。両方バランスよくやるのが人生のライフハックじゃないでしょうか。
なので著書でも働くことを事あるごとに勧めましたが、好きな仕事を探しましょうとは一度も書いていません。書いてあったら誤植です(笑)