2017/06/13

新聞記事の信ぴょう性が低いワケ

先日、某大手新聞社から取材を受けました。
とはいっても株の取材ではありません。

このブログはお金についての記事が多いのですが、基本的には駄ブログでして、いろいろなテーマがあります。今回はそっちの方に食いついて頂きました(笑)

最初は取材を受けるかどうか迷ったのですが、受けた理由は大手新聞社が記事の信ぴょう性をどうやって担保しているのかにちょっと興味があったからです。

いきなり結果から言うと、もはや新聞なんて読むならそのクラスタの人気ブログの1エントリを読んだ方がいいかも、ということが分かりました。

基本的に記者は問題提起できそうなテーマについてざっくり情報を集めて、ストーリーを練るようです。

その後、記者は普通はそのテーマについて当事者でないものですから、いわゆる「詳しい人」の話をたくさん聞きます。そして自分のストーリーに合うような話をしてもらうように誘導します。

これこそが記者の腕の見せ所のようです。つまりなんのことはない、株で言う確証バイアスの話と同じです。自分に都合のいい話を集めてるだけ。

そして、その「詳しい人」の本人確認ですが、これまたお粗末としか言いようがありませんでした。基本は電話番号さえGET出来ればOKという感じです。対面することもありません。

その「詳しい人」の言ってることが本当かどうかとか、そのテーマについて語る資格があるかという点は全くノーチェックでした。これじゃ2ちゃんを見て記事をかくのと同じじゃないですか。

まあ、複数の話を突き合わせて信ぴょう性を担保してるのかもしれませんが、それなら詳しい人本人が書いてるブログのほうがよっぽどマシというものです。

そのクラスタ第一人者のブロガーがブログで間違ったことを書けば、他の「詳しい人」が次々にツッコミを入れるでしょうし、それに関して反論すればさらに議論が深まります。
#まあネットはこういう議論をするには不向きなメディアですが。

おまけに、取材に協力してもなにもご褒美はありませんでした(笑)。
ブロガーだったら1記事かいたらアドセンスで幾ばくかの収入にはなるでしょうにw

結論として、新聞記事の信ぴょう性なんて意外に大したことないな、と思った次第です。
まあ皆さん、「(知ってた)」ですよね。

今の時代、「人の話をたくさん聞いてきた人」の話より、実際の経験者、中の人が発信する話のほうが何倍も価値があるんでしょうね。

そもそも新聞は聞いてきた話をうまくまとめたキュレーションサイトですから、基本的に今の時代に合っているはずもありません。

少なくとも紙の新聞は資源の無駄遣いだし、速報性ないし、オワコンだと思います。

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